ドラマ『ぼさにまる』(9月22日よりFODにて配信開始、全8話)の制作発表会が9月某日、東京・フジテレビで行われ、俳優の綱啓永と森愁斗、そしてぼさにまるのさくらが登場した。
■サンリオのキャラクター「ぼさにまる」を実写ドラマ化
“ぼさぼさ”っとした自然体のかわいさが愛らしい、サンリオのキャラクター「ぼさにまる」を実写化する今作。ドラマでは、うさぎのぼさにまる“ぼさうさ”のさくらが、人間やほかのぼさにまると一緒にシェアハウスで共同生活を送る様子を描く。綱は常に冷静沈着、何を考えているかわからないゆるふわ系大学生の優磨を、森は頼られるのが好きだが頼りにならないと思われている憎めない筋トレ男子の大雅を演じる。
冒頭から「さくらちゃんにメロメロでした」と明かしていた綱。会見で「素直で好奇心旺盛、働くことに興味があるという主人公」とさくらが紹介されると、「大好きです! かわいいですね。素直で好奇心旺盛なんてめちゃくちゃいい子じゃないですか。ピュアなところも本当に好き」と熱弁する。また、現場からは“隙あらばキスをしていた”という情報が入っていたと告げられると「そんな情報が入ってるんですか? そっかー。してましたね。させていただいていました」と認め、“ガチ恋していた”という情報にも、綱は「マジでしてたね。さくらも否定しないからそりゃいくでしょっていう」と、さくらも嫌がっていなかったと主張。森も「好奇心旺盛なので愛くるしい」とさくらの魅力を述べた。
続いて、過去に子犬タレントの経験があり、辛い過去も持つ、今は古着屋でバイトをしている一匹狼タイプの“ぼさいぬ”こたろうについて紹介されると、「よくこたろうにすりすりしていたけど、ふわふわで気持ちいい」と笑顔を見せていた森が「前見えるのか? っていうくらいボサってるときがかわいいです」と話し、綱も「ボサってないときを見ると『こんな感じだった!?』って思うくらいいつもボサってて、かわいいよね」と語る。そして翻訳家とライターの仕事をしている、大雑把だが姉御肌の“ぼさとり”エリカについては綱が「ほんわかした作品の中で、エリカのツッコミがいいスパイスになっている大事な存在」と表現し、森は「言い合うシーンが多くて、結構ぶつかっていたイメージがありますね」と大雅とエリカの見どころを振り返った。
■制作発表会にさくらが登場 綱啓永と森愁斗が互いに嫉妬
そんな中、会見場にさくらが現れると綱は目尻を下げて大喜び。さくらは撮影の思い出ついて「とっても楽しかったです! 2人ともすごく優しくて、2人の仲の良さに嫉妬するくらいでした」と綱と森との仲の良さを挙げるが、綱は「大雅とさくらのシーンがあったりすると、もやもやして、この気持ちはなんだろうと嫉妬することもありましたよ」、森は「啓永は一方的に愛を伝えたり、チューしたりしてましたけど、僕はそういうことができないのでいいなぁって思ってました」と、逆に2人が自身の嫉妬をアピールすることに。
今作の見どころについてさくらは「お互いを理解し合っていくストーリーは皆さんも共感できる部分があると思います。このドラマを見た後に、誰かとお話したくなったり、あたたかい気持ちになってくれるといいなと思います」と呼びかける。綱は「ぼさにまると人間という生きている環境が違う者同士が生活することでズレが生じたり、価値観がぶつかって、その中で夢や目標を見つけて成長していく物語です。見てくださる皆さんも、目標を見つけてくれればうれしいなと思います」と語ったあと、「今は僕が黒髪で愁斗が金髪なんですけど、今作では僕が金髪で、愁斗が黒髪なので、そこだけ気をつけてぜひご覧ください」と笑いを誘った。森は「いろいろな多様性の中でぼさにまると人間が共同生活をしていくって難しいことだと思うんですけど、困難を乗り越えていく姿に、ほっこりしながらも共感できる作品になっています。楽しみに待ってくれれば」と視聴者へメッセージを送った。