RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』は9月14日、最新のZ世代調査として「大学生が倍速視聴しないコンテンツ」をテーマにした調査レポートを発表した。同調査は2023年3月、サークルアップに登録する大学1年〜4年生200人を対象に、サークルアップ for client のアンケートオファーにて行われた。
調査結果によると、現役大学生の約6割がタイパ(タイムパフォーマンス≒時間帯効果)という概念に共感し、約9割の現役大学生が動画の倍速視聴経験があることが判明した。今後Z世代がどのように時間帯効果を追求していくのかに、注目が集まっている。
メディアなどでZ世代の価値観の特徴として挙げられやすいタイムパフォーマンスだが、当事者である現役大学生に調査したところ、「タイパ」という言葉に関する認知は33%に留まった。一方で、この概念を説明すると、それに共感する学生は約65%という結果に。
実際の倍速視聴経験を聴取したところ、88.1%の大学生が経験ありとの回答。「基本的に倍速視聴」という回答者も13.9%になった。
では、その中でどんな動画が倍速視聴されるのかを聴取した結果がこちら。
最も倍速視聴されがちな動画は「解説系動画」、次いで「推しの動画(登録チャンネル)」、また倍速視聴されにくい動画は「ミュージックビデオやドラマ」という結果になった。タイパ重視のZ世代といえど、やはり速度も含めてのコンテンツである音楽関連などは倍速視聴されにくい傾向にあり、効率よく知識を得る解説系動画は倍速視聴されがちな傾向にあるようだ。