カンテレ・フジテレビ系ドラマ『転職の魔王様』(毎週月曜22:00~)第10話が18日に放送される。

  • 高橋光臣=カンテレ提供

■『転職の魔王様』第10話あらすじ

額賀澪氏による同名小説を映像化する同作は、「転職の魔王様」の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。

■家族のために給料2倍を希望する求職者登場

第10話にゲスト出演するのは高橋光臣。高橋は、家族のため給料2倍を希望する求職者・矢吹健一を演じる。最終章に突入した第10話では、「シェパードキャリア」の大阪支社設立が決まり、その立ち上げを来栖(成田凌)が任されることに。それを機にひとり立ちすることになった千晴(小芝風花)は、来栖の嫌味も手伝ってやる気満々。早速、大手レストランチェーンに勤務するシステムエンジニア・矢吹健一(高橋光臣)の面談に臨み、家族のために給料を今の2倍にしたいという健一に、異業種への挑戦を提案する。しかし実は、転職の話は妻の江美里(大西礼芳)は知らされておらず、これが家族間に大きなひずみを生むことに!?

給料アップは“転職”を決意する大きな要素。しかし一家の大黒柱ともなれば、“転職”は自分一人の問題ではなく、職場環境、労働時間の変化によって家族に多大な影響を及ぼすことも。さらに先行き不透明なこの時代、今の安定を捨て、リスクを冒してまで転職することに妻が反対する、いわゆる“嫁ブロック”が発生するケースも少なくない。そんな、転職による家族間の問題が浮き彫りになる第10話、千晴はどう立ち向かうのか。

「子供たちにはなるべくいろんな経験をさせてあげたいけど、お金が……」。家族の幸せを願うがゆえ、妻の何気ない一言に一念発起したサラリーマンをリアルに演じた、高橋が見どころを語った。

■高橋光臣(求職者・矢吹健一役)コメント

――ドラマの魅力を教えてください。

台本を読んだ時に、生きていると意外と身近に“転職”というものが存在していて、その現実をリアルに描いているなと感じました。“転職”は今までやってきた仕事で積み上げてきたものを一度ゼロにして、また一からやり直す。そんなイメージでしたが、このドラマで決してそうではなく、その人にあったいろいろな選択肢があるということを知ることができました。

――演じられる矢吹健一はどういう人物でしょうか? また、演じるにあたり意識したことをお教えください。

今回、演じさせていただいた矢吹健一という人は、現代日本に数多くいる家族思いの優しいパパという感じがしました。子供の為に身を粉にして働く、それが自分の使命なんだと強く心に思っている。とても素敵な人物だと私は思います。今回、演じるにあたり意識したのは家族の絆です。喜びや悲しみいろいろな事を、乗り越えて家族の絆は強くなっていくものだと思います。だから、ドラマの中で矢吹健一だけではなく、妻や子供達のそれぞれの思いにも注目していただけるとうれしいです。

――ドラマにちなみ、もし、高橋さんが「転職」されるとしたら、どういった職業でしょうか?

もし自分が転職するなら……お洒落な喫茶店のオーナー兼パティシエでしょうか。世界中のパンやスウィーツを学び、美しい景観の店で、美味しい飲み物と最高のサービスと共に提供する。

――共演者の印象、撮影中のエピソードをお願いします。

成田凌さんは、初めましてだったのですが、男も惚れるような優しい雰囲気と色気が同居した、素晴らしい俳優だなと感じました。小芝風花さんとは、8年前に時代劇でご一緒していて、その時に手作りの編み物をプレゼントしてくださった記憶が強烈に残っていて、真っ先にその話をしました、覚えていますか? と。当時とても感動したのを伝えることが出来て私もとてもうれしかったです。そして、矢吹一家としてご一緒した、大西礼芳さん(妻役)と松岡夏輝さん(長女役)、大井裕唯さん(次女役)との家族のシーンはとても幸せな時間でした。

――第10話の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします!

10話は、矢吹健一がこの先の家族のあり方を大きく変えるであろう転職に踏み切ります。そのような時に、千晴という独り立ちしたばかりのキャリアアドバイザーにあたってしまい、内心不安な部分もあったかと思いますが、千晴の内に秘める想いに矢吹健一も心を開いていきます。その千晴の原点とも言える嵐との関係性が、大きく描かれている第10話! 是非楽しみにしていて下さい。