タメニーは9月14日、「独身ミドル・シニア世代の婚活・恋活」に関する調査結果を発表した。調査は9月1日、50~79歳の独身男女2,407人を対象にインターネットで行われた。

独身ミドル・シニア世代に聞いた「現在、恋愛をしていますか?」

  • ミドル・シニア世代の恋愛状況

    ミドル・シニア世代の恋愛状況

独身のミドル・シニア世代に「現在、恋愛をしていますか?」と聞いたところ、20.5%が、「交際している相手がいる」(12.5%)、「好意を寄せている相手がいる」(3.2%)、「なんとなく気になっている相手がいる」(4.8%)と回答。「恋愛をしている」人はコロナ禍以前の2018年に比べると少ないものの、2021年の20.2%、2022年の19.0%よりも増加傾向にあるよう。

一方、恋愛や結婚願望については、「願望あり」が2022年(22.4%)から1.8ポイントの微減。「結婚(入籍)相手が欲しい」人は7.5%、「事実婚・同棲相手が欲しい」人は3.7%、「恋人が欲しい」人は9.4%だった。

  • ミドル・シニア世代の婚活・恋活は望ましい?

    ミドル・シニア世代の婚活・恋活は望ましい?

次に、「ミドル・シニア世代が婚活・恋活をすることは、社会通念上、望ましいことだと思いますか?」と質問したところ、40.6%が「とても望ましい」(11.4%)、「望ましい」(29.2%)と回答。「望ましいことだと思わない」という“否定”派はわずか6.2%で、独身ミドル・シニア世代の婚活・恋活をネガティブに捉えている人はほとんどいないことが分かった。

婚活・恋活を家族に伝える人はわずか1割

  • 現在、婚活・恋活をしていますか?

    現在、婚活・恋活をしていますか?

続いて、「あなたは現在、婚活・恋活をしていますか?」と尋ねたところ、12.5%が「婚活・恋活をしている」(1.9%)、「婚活・恋活をしたいと思っている」(10.6%)と回答。そのことを家族や親族に伝えたかと聞くと、「伝えた」人はわずか6.7%で、「近いうちに伝えたい」(4.4%)を含めても1割程度。

家族に伝えたという人にその反応を聞いたところ、6割超が「良い」(58.8%)、「やや良い」(5.9%)という結果に。また、35.3%が「中立/特に反応はない」で、実際の反応としては「母が、早く家に来てくれたらいいと言っていた」「全面的にサポートするから積極的に行けと言われた」「『その歳でもちゃんと考えていたんだ』と(笑)」「いい人に巡り会えるといいねと言われた」とのこと。「やや悪い」(0%)や「悪い」(0%)という反応を受けた人はいなかった。

付き合う相手の重視ポイントは? 「健康状態」「家族構成」も上位に

  • お相手に聞いておきたいこと

    お相手に聞いておきたいこと

最後に、若年層(22~34歳の独身男女)と独身ミドル・シニア世代のそれぞれに、「婚活・恋活でお付き合いするお相手を選ぶ際、どんなことを聞いておきたいこと」を教えてもらったところ、独身ミドル・シニア世代でトップとなったのは「価値観」(64.3%)で、独身ミドル・シニア世代が若年層よりも重視するのは「健康状態」「住んでいる場所」「家族の有無・家族構成」で、それぞれ10ポイント以上の差が。

一方、若年層は、「年齢」に加えて「職業・職歴」「経済力」を重視しており、独身ミドル・シニア世代に比べてそれぞれ10ポイント程度、高い結果に。

特に独身ミドル・シニア世代では、お相手に聞いておきたい理由として、「将来的に要介護にならないか」「介護の面も含めた家族の状況」「財産分与」などが挙げられており、健康や家族との関係、介護の問題を重要なポイントと考えていることがうかがえた。