NTTレゾナントが運営するランキングサイト・gooランキングは、全国の男女を対象に実施した「つい昔の名前で呼びたくなるもの」ランキングを発表した。1位に輝いたのは、やはり「X」だったようだ。ネットでは「いったい何ったーのことなんだ」「え?Xって何?」などと話題となっている。
これは、gooランキングが提供する投票サービスにて、アンケートを行い、その結果をランキング化したもので、今年9月に20代から40代の男女500名を対象に、名称変更された地名や駅名、商品名、芸能人の名前など「つい昔の名前で呼びたくなるもの」について質問した。
ランキングの1位に輝いたのは、「X」で185票を獲得した。旧名称は「ツイッター(Twitter)」だ。もともと2006年に立ち上げられた140文字以内の文章でやり取りをするSNS「Twitter」だったが、2022年10月末に実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏がTwitter社を買収。その後、Twitterの様々な仕様変更を行い、今年7月にマスク氏の意向で「X(エックス)」と名称が変更。あわせて、シンボルマークであった青い鳥のロゴも廃止された。一文字で通じにくいなどの理由から、いまだに「X」の名称が浸透している気配はないように感じる。実際、「エックス」と呼ぶより「ツイッター」と呼ぶ人の方がいまだに多いだろう。
次いで、2位は「inゼリー」で101票だった。旧名称は「ウイダーinゼリー」だ。1994年に森永製菓から発売されていた「10秒チャージ」のキャッチコピーでおなじみだったゼリー飲料だが、2018年から森永ブランドの認知向上を狙い「inゼリー」へと名称が変更されていた。
3位は、92票で「スポーツの日」がランクイン。旧名称は「体育の日」だ。1964年に東京五輪の開会式が開催された10月10日を記念して制定された祝日の1つで、2000年からは10月の第2月曜日に変更されている。名称変更の理由は、「スポーツ」という単語が、「体育」より広い意味を持ち、自発的に楽しむ意味合いも持つことが変更の理由とされている。
ネット上では「『Xで連絡』が『ん? X Window で連絡って何?』みたいに感じで、頭に入ってこなかった」「え?Xって何???」「いったい何ったーのことなんだ……。('ω')」「ついツイートって言っちゃう」「inゼリー???知らんかった」などの声が寄せられた。