Nukeniは9月13日、「iPhone 15の発売価格」に関する調査結果を発表した。調査は9月13日、オンラインの各国アップルストアで価格を取得。調査対象は、アップルがオンラインで直販を行っている38か国。
日本の「iPhone 15」は世界で3番目に安い
調査の結果、iPhone 15のエントリーモデルの日本の価格は世界で3番目に安いことがわかった。
最も安い国は、「中国」で12万989円。2位は「アメリカ (最低税率)」で12万1,916円、3位の「日本」は12万4,800円という結果に。対して、最も高い国は「トルコ」で27万2,991円。次いで「ブラジル」が21万6,937円、「ハンガリー」が16万6,452円で続いた。
なお、アメリカとカナダは購入場所によって税率が異なるため、税が最も安い場所で購入した場合と、税が最も高い場所で購入した場合の2つの価格を表示している。
「iPhone 15」は「iPhone 14」から5,000円上昇
日本におけるiPhone 15のエントリーモデルは、iPhone 14のエントリーモデルと比較して5,000円価格が上昇。値上げ率は4.2%で、これは世界で6番目に高い値となっている。
29か国が価格を維持、もしくは下降した中、日本を含む8か国で価格が上昇。最も高い値上げ率を記録した国は「トルコ」で、61.3%価格が上昇。次点の「ノルウェー」は9.1%の上昇であることから、「トルコ」が突出していることがわかる。
一方、値上げ率が低い国トップ3は、「ハンガリー」(-11.1%)、「ポーランド」(-9.6%)、「チェコ」(-9.4%)となった。
「iPhone 12」から「iPhone 15」の間に3万円420円上昇
次に、iPhoneの価格推移をみると、iPhone 12以降、日本のiPhoneは毎年価格が上昇し、iPhone 12からiPhone 15の間に3万420円上昇。他方、アメリカの価格は一貫して829ドルを維持しているが、iPhone15 Pro Maxに関してのみ、アメリカでも100ドルの価格上昇が確認された。
ただし、日本よりもiPhoneが安いアメリカの価格は消費税非課税地域で購入した場合の価格のため、この価格では買えない地域が大半を占める点に注意が必要とのこと。アメリカの消費税率は地域によって異なり、最大税率地域が11.5%と日本の消費税率よりも高い税率ながら、最低税率地域は0%と消費税がない地域も存在する。