第一三共ヘルスケアは、敏感肌向けスキンケアブランド「ミノン」のブランド誕生50周年を機に、すべての人の肌と心のすこやかな未来をつくる「-敏感期に寄り添う- 肌とやさしさにエールを。プロジェクト」を始動。プロジェクト発足に伴い9月12日、大手町三井ホールにて説明会が開催された。
イベントには同社 代表取締役 吉田勝彦氏、「ミノン」ブランドマネージャー 蔵本晶子氏のほか、ジャングルポケットの太田博久さん、「ミノン」ブランドキャラクターを務める俳優の岸井ゆきのさん、小関裕太さんがゲストとして登壇、MCにフリーアナウンサーの笹川友里さんを迎え「敏感期」に関するトークを繰り広げた。
■赤ちゃんから高齢者まで使える、スキンケアブランド「ミノン」の歩み
1973年、化粧品アレルギーによる肌トラブルをなくしたいという想いから誕生した「ミノン」。化粧品に配合する成分の基準が定まっていなかった高度経済成長期は、化粧品アレルギーによる皮膚トラブルが社会トラブルになっており、そんな時期に誕生した「弱酸性石けん」が「ミノン」の始まりだ。
ブランド名は「Non allergic(アレルギーの原因物質を極力カット)」「Non toxic(低刺激性)」「Non alkaline(弱酸性)」という、開発当初から目指している3つの「Non」が由来だ。乳幼児から高齢者まで使える製品であり続けるために、今もこの考え方を守っている。
「ミノン」のブランドメッセージ「肌とやさしさのあいだに。」には「肌と大切な人を想う気持ちの間に介在し続けるブランドでありたい」という願いが込められている。敏感肌トラブルに悩む人に寄り添い、またその人を想う身近な人の気持ちも見つめ続けてきた。その結果、現在では「ミノン」の薬用ボディソープが7年連続で売上No.1を記録するなど、幅広い年齢層から支持を集めている。
2009年には肌のうるおいに深くかかわるアミノ酸の働きに着目して開発された、低刺激性フェイスケアシリーズ「ミノン アミノモイスト」を発売。2023年8月には、乾燥肌ライン内で最長保湿力を誇る「モイストチャージ クリーム」と、敏感肌の目元に向けた薬用シワ改善アイクリーム「エイジングケア アイクリーム」も発売し、敏感肌の人もスキンケアを楽しめるラインナップを拡充している。
■誰しもに訪れうる肌と心がゆらぎやすい「敏感期」に着目
そんな「ミノン」がこの秋取り組むのが、「-敏感期に寄り添う- 肌とやさしさにエールを。プロジェクト」だ。
プロジェクト発足の背景には、年代の変化や生活環境の変化で肌荒れを感じた人が多く、同時に肌の悩みに起因し、不安や焦りを感じている人もいることが同社が行ったユーザーインタビューで明らかになったことにある。
さらに実態調査を進めたところ、思春期や25~45歳頃に訪れる曲がり角期といった、特定の年代に紐づく肌のゆらぎを実感した人が約半数(49.3%)いることが判明。
また、就職や引っ越し、更年期といったライフイベント(生活や体調の変化)に伴い心の落ち込みがあった人の中では、約8割(79.3%)の人が肌のゆらぎを感じていることもわかった。
このことから「ミノン」は「肌と心のつながり」に着目し、誰しもに訪れうる肌と心がゆらぎやすい時期を「敏感期」と命名。気温や紫外線、花粉などの外部環境、体質だけでなく、生活習慣の乱れ、加齢、ホルモンバランス、ストレスといった様々な要因により引き起こるものと捉えているという。
各時期に訪れる敏感期について「ミノン」ブランドマネージャーの蔵本晶子氏は、「乳幼児期と同じく、就学期もバリア機能が安定していないので、保湿をしっかりしてあげてください。思春期はホルモンバランスが変わるので、お肌のトラブルが現れやすく皮脂の分泌量も多くなりやすいので、そういったケア製品を使うのがおすすめです。」と解説。
さらに「学生社会人期は、生活が一変するので肌トラブルに見舞われやすいため、肌の不調の種類によってケアを変えてください。皮脂が減りやすい曲がり角期も保湿が重要ですので、洗う保湿ケアや塗る保湿ケアをしっかりしましょう。中年期も同様、生活に変化が起きやすく、お肌のトラブルが現れやすいのでバリア機能を補う保湿をしっかり行うといいでしょう」と、年代やライフステージの変化に応じたケアのポイントについて語った。
また、肌のケアだけでなく「大切な人と過ごす時間、心のゆとりを大切にしてほしいですね。自分自身に問いかける時間を持つようにするといいかもしれません」と心のすこやかさも見つめて欲しいと話した。
■岸井ゆきのさん、小関裕太さんが敏感期の肌悩みを告白
イベントには、「ミノン」ブランドキャラクターを務める俳優・岸井ゆきのさんと小関裕太さんも登場し、敏感期が訪れていた当時の自身の写真を用いたトークセッションを行った。
岸井さんが披露したのは、大きなどら焼きを頬張る26歳頃の写真。「地方遠征が多い時期だったのですが、現地のお水が体に合わなくて、デコルテの皮が剥けたり、こめかみにブツブツができたりしました。環境が変わるとすぐに揺らいだ時期で、メディアの露出も多かったのですが、気にして触ってまた吹き出物が大きくなって、精神的にも辛かったですね」と敏感期について振り返った。
その後、皮膚科に相談したほか、丁寧なスキンケアを心がけ、心地よい環境を考えるようになり改善してきたという岸井さん。「ホルモンバランスが原因だとわかったので、最近は心の健康も大切にするようになりました」と肌だけでなく、メンタルにも目を向けるようになったと明かした。
続いて小関さんが披露したのは、舞台前にメイクを施している18歳頃の写真。「仕事と学業の両立が大変で、この写真は初主演舞台と高校の中間期末テストが被っていてプレッシャーを感じていた頃です。悩むことが多く、心のバランスが肌に現れていましたね」と敏感期について話した。
忙しい芸能生活を送る小関さんだが「不規則な生活に心と体調を合わせるのが大変ですが、疲れている時こそ丁寧にスキンケアをしたり、ストレッチしたり、軽く運動したりして気分を変えていたのが肌にもつながっていたのかなと思います」と自身が心掛けている敏感期対策についても言及。「心が疲れた時は音楽を聴く、時間があれば一人でキャンプに行って自然を感じながら台本を読むなど、好きな時間を楽しむようにしています」と心と体の健康を意識していると明かした。
■プロジェクトサイトも注目
「ミノン」は本プロジェクトの一環としてプロジェクトサイトを開設し、放映中の新CMの紹介のほか、敏感期に関する調査結果や、スキンケアの理解が深まるコンテンツを展開している。
第一弾として公開中のコンテンツ「肌ケア教室」では、敏感肌と密接に関係する"肌のバリア機能"のしくみや、からだのケア・頭皮ケアの実践方法、「ミノン」が推奨するやさしいお手入れをイラストと共に分かりやすく解説、今後も小さな子供がいる家庭に向けた情報発信を中心に計画中だという。
夏から秋にかけての季節の変わり目は、肌が揺らぎやすい時期。この機会に、改めて肌と心の健康を見直してみるのも良さそうだ。