豊島将之九段のこのツイートがきっかけで、『2手詰』が話題になりました。

2手詰? 
1手詰の次は3手詰でしょ?と思いますよね?

しかしよく考えてみると、1手詰と3手詰、難易度がずいぶん違います。1手詰は難しくないけど3手詰の壁が越えられない、という方は数多くいらっしゃると思います。
書籍『2手詰』(マイナビ出版)は「1手詰は解けるけど3手詰は難しい」という方に読んでほしい内容になっています。Amazonの紹介ページはこちら

  • 『2手詰』(著者) 村田顕弘、(販売元)マイナビ出版

1手詰は
(1)自分が指す
というワンステップで終わります。

ところが、3手詰は
(1)自分が指す
(2)相手が指す
(3)自分が指す
という3手の読みが必要で、急に大変になります。

そこで本書では、すでに王手が掛かっている場面を出題することで
(1)相手が指す
(2)自分が指す
の2手を読めばよいものになっています。

具体的に見てみましょう。

図は▲1二歩成で王手が掛かっています。
まず相手の手を読んでみましょう。△同玉と取るのは▲同竜と取られてしまうため、相手は△同金と取るしかありません。金が横にずれました。
そこで▲2一金と打つと詰みになります。

金が横にずれたことで竜の道が通り、△2一同玉には▲同竜と取れるのを確認してください。

問題図から△1二同金となった図を頭の中に思い描けるかが重要です。
このように脳内で駒を動かせるようになると将棋の力は一気にアップします。

将棋の駒の動かし方を覚えて1手詰が解けるようになったら、3手詰に行く前にぜひこの『2手詰』でステップアップしていただければ幸いです。