GACKTと二階堂ふみがW主演を務める、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の本予告映像、および本ポスタービジュアルが13日、公開された。

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』

同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。

麻実麗(GACKT)、「埼玉に海を作る」と宣言

本予告映像は埼玉県人の心を一つにすべく「埼玉に海を作る」という麻実麗(GACKT)の宣言に、壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が「正気かよ!?」と驚くところからスタート。辿り着いた浜辺で麗は滋賀解放戦線のリーダー・桔梗魁(杏)との運命的な出逢いを果たす。

かと思えば、「さいたま市中央区在住のとある一家」が「二度もやる話じゃないだろ!」と禁断の第Ⅱ章にまさかのツッコミを入れ、再び「伝説パート」では「滋」の字が入るナンパ―プレートによりゲジゲジと揶揄される滋賀県人のくだりから、関西を牛耳る冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)が「日本を動かすのは大阪や!」と叫びながら麗に乳首ドリルをする衝撃シーンも。「ゲジゲジの滋賀県人はそこらへんの害虫でも食べといたらよろしい!」と、埼玉県人よりも酷い迫害を受ける滋賀解放戦線の近江美湖(堀田真由)の姿と、そんな滋賀県人たちに「関西のお荷物扱いされて悔しくないんか!」と喝を入れる桔梗の姿も描かれ、ヒートアップする東西ディスり対決がうかがえる。

そして埼玉県人は暴徒化し、県内では禁忌とされる「大宮vs浦和」の因縁もチラつくなど引き続き内乱が繰り広げられている一方で、急接近する麗と桔梗の姿という、怒涛の展開を見せている。

主題歌に、はなわの続投が決定。前作の主題歌「埼玉県のうた」のカップリング曲をシングルチューンとして新たにレコーディングした楽曲「ニュー咲きほこれ埼玉」が、この壮大な茶番劇をポップに盛り上げている。

あわせて解禁されたポスタービジュアルは、「自由と平等」の思想を掲げた某革命軍人の有名絵画を彷彿とさせる、ド派手な1枚に。麗と百美が馬にまたがり「そうだ 関西、行こう。」のキャッチコピーを中心に各土地のランドマークがあしらわれたデザインになっている。また、何かを見据えるような力強い眼差しを見せる桔梗と、こちらを鋭い眼光で睨みつける嘉祥寺、埼玉・千葉・滋賀解放戦線のメンバーたちや関西最強のヴィラン軍団ら、個性豊かなキャラクターたちの表情が切り取られている。滋賀が誇る飛び出し看板のとび太が駆け上る道の先には、本予告映像にも出てきた巨大なタコと謎の人物たちも描かれた。

(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会