この秋のスマートフォンの話題は新型iPhoneかもしれませんが、海外のみならず日本でも発売になった縦折り式のスマートフォンにも注目してほしいと思います。このフリップ式スタイルのスマートフォンは「開く」「閉じる」「折り曲げる」という3つのスタイルで使えます。普通のスマートフォンでは出来ない使い方も可能なのです。
日本ではサムスンの「Galaxy Z Flip5」とモトローラの「motorola razr 40 ultra」が発売になりました。グローバル市場では他にもファーウェイの「P50 Pocket」「Pocket S」やOPPOの「Find N2 Flip」などが販売中です。2023年の夏時点で販売中のフリップ式スマートフォンは閉じたままでも操作できるように、外型にもディスプレイを搭載したモデルが増えてきました。使い勝手が高まったフリップ式スマートフォンを選ぶ理由を7つあげてみます。
メリット1:開けば大画面スマホとして使える
フリップ式スマートフォンは普段使うときは一般的なスマートフォンと変わらない大画面を使うことができます。Galaxy Z Flip5は6.7インチ、razr 40 ultraは6.9インチのディスプレイを搭載しています。本体を開いたときの使い勝手は普通のスマートフォンと全く変わりません。
メリット2:閉じればコンパクト
普通のスマートフォンではできない技が本体をたためること。片手で持てる小さな大きさになるのでポケットやバッグにも楽に入ります。なお折りたたむと本体は厚くなりますが、Galaxy Z Flip5は16mm、razr 40 ultraは15.1mm。小さい手にも納まるので、厚みはあまり気にならないでしょう。
メリット3:閉じたままでもアプリやウィジェットを使える
本体を閉じたときの外側にGalaxy Z Flip5は3.4インチ、razr 40 ultraは3.6インチの外ディスプレイを搭載しています。本体を閉じたままでもカレンダーや天気予報などのウィジェットが使えるほか、動画やSNSなどのアプリを使うこともできます(Galaxy Z Flip5は使えるアプリは一部のみ)。本体を開かなくても様々な操作が可能なのです。
メリット4:高画質カメラで自撮りも楽しく撮影できる
閉じたままカメラを起動すれば、外側の高画質カメラで自撮りできます。なおGalaxy Z Flip5は手のひらを向けると自動的にシャッターも切れるので、リモコンも不要です。またrazr 40 ultraは本体を振ることでカメラが自動的に起動するので、撮りたいときに瞬時にカメラを使うことができます。
メリット5:たたんで使えば三脚いらず、フレックスモード
フリップ式スマートフォンの便利な使い方がフレックスモードと呼ばれる本体を曲げた状態で使うスタイル。カメラを使うなら三脚がいりませんし、動画を見るときも本体を机の上に置いて使えます。
メリット6:逆V字に縦ててスタンドモード
さらに本体を逆向きに曲げて立てれば、フォトフレームのような使い方もできます。このようにフリップ式スマートフォンは様々なスタイルで使うことができるのです。
メリット7:新しい使い方が楽しい
今までのスマートフォンにはない使い方ができるフリップ式のスマートフォンは、持っているだけでも話題になることは間違いないでしょう。普通のスマートフォンにはない外画面や曲げたまま使えるフレックスモードの新しい活用方法を考えるのも楽しいと思います。
折りたたみスマートフォンは特定のユーザー向けのニッチな製品と思われがちでした。しかし縦型のフリップ式モデルが登場し、外画面の搭載など使い勝手が高まったことから新世代のスマートフォンとして誰にでも勧められる製品に進化しました。日本でも販売中のフリップ式スマートフォン、店頭で実機に触れてみることをお勧めします。