富士フイルムは9月12日、ラージフォーマットセンサー搭載カメラ「GFXシリーズ」用の交換レンズ新製品として、ティルト・シフト機構を搭載する「GF30mmF5.6 TS」「GF110mmF5.6 TS Macro」を発表した。あわせてレンズロードマップを更新し、500mmと電動パワーズームレンズの開発について明らかにしている。
いずれもティルトシフト機構を搭載する交換レンズ製品。レンズの光軸を傾けるティルト機能ではピント範囲を操作することが可能で、シフト機能では構図やパースを操作可能。これによって建築物や風景、商業撮影における柔軟性を高め、GFXシリーズをより幅広いシーンで利用できるようになるという。
GF30mmF5.6 TS
- 焦点距離:30mm(35mm換算:24mm)
- レンズ構成:11群16枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚)
- 絞り:F5.6~F32
- 最短撮影距離:0.3m
- 最大撮影倍率:0.21倍
- 全長:138.5mm
- 重さ:1,340g
- フィルター径:105mm(アダプターリング使用)
- 発売時期:2023年12月
- 希望小売価格:699,600円
GF110mmF5.6 TS Macro
- 焦点距離:110mm(35mm換算:87mm)
- レンズ構成:9群11枚(非球面レンズ:1枚、EDレンズ2枚)
- 絞り:F5.6~F32
- 最短撮影距離:0.43m
- 最大撮影倍率:0.5倍
- 全長:149mm
- 重さ:1,255g
- フィルター径:72mm
- 発売時期:2023年12月
- 希望小売価格:612,700円
また、新レンズの発表にあわせてレンズロードマップを更新。新たに超望遠短焦点レンズ「GF500mm」と、電動パワーズーム機構を備えた新製品の展開を予告した。