富士フイルムは9月12日、ラージフォーマットセンサー搭載ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」の最新モデルとして、「FUJIFILM GFX100 II」を発表した。9月28日から発売を予定しており、価格はオープンプライス。
新開発の1億2百万画素センサー「GFX 102MP CMOS II HS」を搭載し、最新の高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を組み合わせたことで高い解像度・高速な連写・高速なAF動作・多様な動画性能を備えたというフラッグシップモデル。センサーサイズは35mmフルサイズ機よりも1.7倍も大きく、1億2百万画素という圧倒的な画素数で8コマ/秒もの高速連写を利用可能。防振性能も5軸8段へと引き上げられ、さまざまなシーンでの撮影をより快適に行えるとしている。
新センサーの搭載で動画性能も進化。GFXシリーズとしては初めて8K/30pの動画撮影に対応したほか、新しく「動画フォーマット」機能を搭載する。これはマウントアダプターを用いた撮影を想定したもので、「Premista」「35mmフォーマットレンズ」「35mm向けアナモフィックレンズ」を装着した状態で、最適なフォーマットを適用できる。
ボディ本体にHDMI Type-AやEthernet、USB-C端子を搭載し、システムの拡張性を確保。純正別売りアクセサリーとして縦位置バッテリーグリップ「VG-GFX100 II」「FAN-001」「EVF-TL1」を展開する。
- レンズマウント:FUJIFILM Gマウント
- 撮像素子:43.8mm×32.9mm GFX 102MP CMOS II HSセンサー 原色フィルター採用
- 映像エンジン:X-Processor 5
- 記録媒体:CFexpress Type B/SDXCメモリーカード×2
- ファインダー:0.64型有機EL 約944万ドット
- 背面ディスプレイ:3.2型3方向チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶 約236万ドット
- 手ブレ補正:センサーシフト方式5軸補正 8.0段
- バッテリー:充電式バッテリー NP-W235
- 本体サイズ:W152.4×H117.4×D98.6mm
- 重さ:約1,030g(バッテリー、メモリカード、EVF搭載)