JR東日本千葉支社は10日、台風13号接近に伴う大雨の影響で列車の運転を見合わせている外房線誉田~安房鴨川間について、今後の運転計画を発表した。大網~安房鴨川間は9月11日始発から運転再開予定。誉田~大網間の運転再開は9月14日以降とされた。
千葉支社管内において、台風接近に伴う大雨の影響を受けた区間のうち、内房線と久留里線は9月10日始発から全線運転再開。残る外房線について、運転見合わせとなっている区間を点検したところ、とくに土気~大網間で土砂流出が発生するなど被害の程度が大きく、運転再開までに相当な時間を要することが判明したという。引き続き点検作業・復旧作業を進めるとしている。
大網~安房鴨川間が運転再開する9月11日以降、外房線の列車は千葉~誉田間で「30分に1本程度」、大網~上総一ノ宮間で「60~30分に1本程度」の折返し運転を実施。上総一ノ宮~安房鴨川間は「60分に1本程度の運転」を予定している。外房線経由の特急「わかしお」「新宿わかしお」は全列車・全区間運休となる。
運転中止区間の誉田~大網間では、9月11日から代行バスを運転予定(6~21時頃)だが、バスの本数が少ないために乗車できない場合や、道路状況等により時間が大幅にかかる場合がある。大網駅から千葉方面の利用に関して、「総武本線・東金線経由のご利用をお願いいたします」「なおその場合、通常より時間がかかります」(千葉支社)と説明している。