お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規と菅広文が5日、YouTube公式チャンネル『ロザンの楽屋』に出演。「【若手芸人へのお願い】◯◯を言わないでください」の中で、若手芸人に対する“ある違和感”を打ち明けた。
■芸人の仕事は「不要な言葉を削いで必要な言葉を足す」
この日の動画で、菅は、「どういう教育でそうなったのか」と前置きしながら、若手芸人に「芸歴何年目の◯◯です」とあいさつされることを吐露。宇治原も、常々疑問に思っていたようで、「マニュアル化してんやろうなとは思ってた。誰かがやりだしてみんなやりだしたから、慣習みたいになってんのかな? 全員言いますよね」と続けると、菅は、「芸歴何年目って、むちゃくちゃどうでもええやん!」「俺らのときって、芸歴何年目って絶対言ってなかった。何言うてんねん感もあるやん?」と、先輩へのあいさつで芸歴の情報は不要だと訴えた。
宇治原は、先輩に対してあいさつするときは、「時間も削いで、相手に迷惑をかけないためにどうしたらいいか」を考えるべきだと言い、菅も、「そうやねん。それを考えるのが、我々の仕事やっていうことを言いたい。若手芸人もちょっと考えてほしい。それが俺らの仕事やったりもするやんか。工夫していくっていうことが」と同調。さらに、宇治原は、「どれだけいらん言葉を削いで、いる言葉を足すかっていう仕事やから」と続け、「(芸歴は)興味ないし、いらんやん。“愛知県出身の◯◯です”って言ってるのとレベルが一緒」だと強調した。
■マニュアルがあっても“工夫”は大切
また、若手芸人が芸歴をつけてあいさつすることに、「フックがないのにしゃべってるなと思って」とつぶやいた菅。宇治原が、「どんな仕事でも、相手によって必要かどうか。しゃべることにしたって、文章にしたって、マニュアル通りにやっていればいいということでもない。マニュアルがあっても、相手によって工夫していくことが重要なことなんじゃないか」と自身の考えを伝えると、菅も、「俺らぐらいの年代とか、みんな思ってると思うねん。誰が言い出したんやろ? まったく無意味な教えだなって、これは正直思う」と苦言を呈して、話題を締めくくっていた。