ソニー生命保険は、7月27日~7月28日の2日間、全国の50歳~79歳の男女を対象に、11回目となる「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。

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シニアの孫消費

孫がいるシニア314名に、この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか聞いたところ、1位「おこづかい・お年玉・お祝い金」(66.2%)、2位「一緒に外食」(49.7%)、3位「衣類などファッション用品」(33.4%)、4位「おもちゃ・ゲーム」(32.8%)、5位「本・絵本」(23.9%)となった。

昨年の調査結果と比較すると、「一緒に外食」は43.5%→49.7%と6.2ポイント上昇、「一緒に旅行・レジャー」は19.2%→22.6%と3.4ポイント上昇しており、新型コロナウイルス関連の行動制限が緩和され、孫との外出に出費をするシニアが増加したと推察される。 またこの1年間で、孫のための出費をしたシニア284名に、孫のために使った金額を聞いたところ、「5万円~10万円未満」(27.5%)に回答が集まり、平均額は108,134円となった。

昨年の調査結果と比較すると、平均額は119,413円→108,134円と、11,279円減少。物価上昇が続き、節約意識が高まっているためか、孫消費は縮小傾向にあるという。

さらに、孫がいるシニア314名に、今後、孫とどのようなことをしたいと思うか聞いたところ、1位「外食」(55.1%)、2位「会話」(43.0%)、3位「旅行」(42.4%)、4位「公園で遊ぶ」(32.5%)、5位「散歩」(29.6%)となった。

男女別では、「公園で遊ぶ」(男性37.7%、女性28.4%)は、男性のほうが9.3ポイント高かった。いっぽう「会話」(男性29.7%、女性53.4%)は、女性が23.7ポイント高く、また「メッセージアプリ(LINE)でのやりとり」(男性12.3%、女性24.4%)も、女性のほうが12.1ポイント高いという結果に。女性シニアは、孫とおしゃべりやメッセージアプリでのやりとりなど、コミュニケーションを取りたいと思う人が圧倒的に多かった。