空港名や都市名を3文字のアルファベットで表す「3レターコード」。X(旧Twitter)では、こんな難しいコードが発見され、大きな注目が集まっています。

福岡空港が3レターコードの誤訳でひどいことになってしまった件が話題だったので、この機会に国内のすべての空港の3レターを覚えようと思ったらラスボスがいた。 (@chaostrainより引用)

ポスト主は「カオストレイン(@chaostrain)」さん。国内にある空港すべての3レターコードを覚えようと考えたというカオストレインさんは、その一覧をXにポストしました。

  • (@chaostrainより引用)

新千歳の「CTS」や羽田の「HND」、福岡の「FUK」といったオーソドックスなコードもあれば、稚内の「WKJ」や岡山の「OKJ」のようにJapanの「J」をお尻につけたコードもあったり、秋田の「AXT」や小松の「KMQ」のように“テキトーな文字”を入れるパターンもあったりする中で、どの法則にもまったく当てはまらない“ラスボス”がいました。

そのラスボスというのが……

新潟空港の……

  • (@chaostrainより引用)

「KIJ」!!!!!!

KIJって、なんそれ!?

一体なぜ新潟がKIJなのか……。「J」はJapanだとしても、Kというのは一体……。カオストレインさんも、「K…どっから来たん?」「コシヒカリ…? 角栄…?」と混乱も隠せない様子。この難易度の高さは、国内のすべての空港のコードを覚えるうえで、まさに「ラスボス」的な存在ですよね。

この着眼点は大きな反響を呼び、ポストは1.1万件のいいねを獲得(9月4日時点)。「かなり難易度高い…」「Kome(米)かな」「Kakuei-International-Japan 角栄国際空港だから覚えやすい、ヨシ!」「ラスボス 本当に不思議 どこから来たのか分かる方、教えて」「米ドコロ(K)イン(I)JAPAN(J)…で、ラクに覚えられましたよ」など、数々のコメントも寄せられました。

投稿主さんに聞いてみた

大きな反響のあった「KIJ」の不思議。投稿主のカオストレインさんに、少し詳しい話をお聞きしました。

ーーその後、「KIJ」の由来はわかりましたか?

新潟空港の3レターコード「KIJ」の由来は、結局のところ明確には分からずじまいです。

ポストに対して多くの方から返信をいただき、Kは日本古代の「越国(こしのくに)」や「下越(かえつ)地方」から来ている説や、空港の昔の住所である「北蒲原(きたかんばら)郡」から取った、英語では「know」「knight」「knee」などのKを発音しないので「Kniigata」と思われた、田中角栄にちなむ、「コシヒカリ」や「米」のK……など、それっぽい説から無茶苦茶な説まで、実にさまざまな憶測が飛び交っていて私自身も大笑いしました。

ーーポストが大きな反響となりましたが、率直なご感想を教えてください。

かねてから、なぜ「KIJ」なのか疑問に思っていた方も多かったようで、想像以上の反応をいただけたのかと思います。新潟県にお住まいの方をはじめ、日ごろから3レターコードに触れている空港・物流関連の職業の方や、旅行業に携わっている方からの反応も結構大きかったです。

また、この時期の投稿を意図したわけではないのですが、3レターコードが出題される国内旅行業務取扱管理者の試験が近々あるようで、その試験対策に使えると言ってくださった方もいました。

KIJの由来は分かりませんでしたが、皆さんの一笑いや、何かしらの助けになったなら嬉しく思います。


KIJの由来は分からないままですが、このポストのおかげで「新潟=KIJ」は脳裏に焼き付きそうですね!