週7日で晩酌を楽しむ筆者。日本酒、焼酎、ワイン……色んなお酒を毎晩たしなんでいるのだが、それを聞いた上司が先日あるものを渡してきた。自身のアルコール体質がわかるという「アルコール体質検査キット Nomity」だ。とにかくやってみなさい、とのことで、今回は編集部の仲間と一緒に試してみた。その様子をお届けしていこう。
■「アルコール体質検査キット Nomity」とは?
お酒に強い体質・弱い体質は、両親から受け継いだアルコール代謝酵素遺伝子型で決まり、これをアルコール体質と呼ぶそうだ。ダイバラボが提供する「アルコール体質検査キット Nomity」は、唾液を用いたPCR検査で5タイプの中から自身のアルコール体質がわかる検査キット。
Nomity公式サイトによると、そもそもアルコール体質は、アルコールを分解する2つの酵素の組み合わせによって決定する。そして、この体質は生まれたときから遺伝子で決まっているというからなんとも興味深い。そんな気になる体質を早速検査していこう。
■検査してみた!
今回は、週7日でお酒を飲む筆者に加え、お酒1杯で顔が赤くなってしまうAさん、毎日は飲まないが比較的お酒が飲めるOさんの3人で検査を実施した。
方法はいたって簡単! 唾液をスポンジで取り、検査台に押し当てる。その検査台を郵送し、あとは結果を待つだけ。なお、結果を確認するにはアプリが必須となるため事前登録を忘れずに。
5つのタイプが記載されたパンフレットを眺めながら、お互いがどのタイプかを予想したり、チャート診断をチェックしたり、3人で盛り上がった日から約2週間後。待ちに待った結果がやってきた~!
※検査結果が届くタイミングは、場所や時期によって異なる
■結果発表~!
気になる体質はというと、筆者とお酒が飲めるOさんは「B型」、1杯で顔に出るAさんは「D型」という結果に! 次で、その内容を詳しくみていこう。
まず「B型」は、お酒に強くたくさん飲める"酒豪タイプ"。ただし、たくさん飲める分、肝臓へのダメージも大だという。重大な肝臓疾患に気を付けるのに加え、生活習慣病のリスクも高いらしい。また、糖質の高いお酒やおつまみが大好きな人は糖尿病に要注意との説明があった。
一方の「D型」は、お酒を飲むと顔が赤くなるタイプ。飲みすぎると頭痛や吐き気などの不快症状が出てしまうため、ゆっくりと少量で楽しむのがいいのだとか。習慣的に飲み続けると徐々に慣れてはいくものの、がんのリスクが高まるなど体へのダメージは深刻というから恐ろしい……! さらには、神経系への影響から認知症のリスクも考えられるとのこと。
■検査をしてわかったことは…?
体質だけでなく注意すべき病気までわかるので、お酒好きの筆者も日々の飲み方を見直さねばと反省。ちなみに、Nomityはお酒との付き合い方も教えてくれるので、こちらもチェックしておこう。
顔が赤くなりやすいD型は、「赤くなるうちが華! 鍛えたりしないこと」がポイントなんだとか。顔が赤くなったり、頭痛や吐き気が起こったりするのは、優れた防御システム。けれどたくさん飲んで慣れてしまうと同じ量でもダメージは深刻なため、適正飲酒を心がけようとのこと。
一方、酒豪タイプのB型は、「適量飲酒」と「休肝日」が大切。結果には、「1日の適量は、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス2杯弱(女性は半量)。少ない!と感じる人は1週間の総量で見直して。まずは週2日以上の休肝日を目標に!」と、飲酒習慣に関するポイントが記されていた。
思っている以上に、適量が少なかったことにびっくり(実際はその倍飲んでいた)。筆者の胃はもしかすると、すでに悲鳴をあげているのかもしれない……ということで、休肝日を作る決心をした筆者。それと同時に、これを狙って検査を受けさせたのかと、上司の思いやり(?)、はたまた魂胆(?)に気づくのだった。
とにもかくにもお酒は、自身の体質にあった飲み方が重要。それをまだ理解できなていない人や、誰かに気づかせたい人はぜひ「Nomity」を試してみてはいかがだろうか。