マーキュリーリアルテックイノベーターは9月6日、「2023年上半期新築マンション駅別相場ランキング」を発表した。首都圏、関西、東海で2023年上半期に分譲された新築マンション相場を集計し、1m2あたりの価格(平均m2単価)が高い順にまとめたもの。
首都圏で新築マンションの相場が最も高かった駅は、「麻布十番駅」で1m2あたりの価格(平均m2単価)は395万円だった。高騰する都心部の中でも突出して高く、当駅を最寄りとする「三田ガーデンヒルズ」の分譲が大きく影響しているよう。
次いで、2位「浜松町駅」(1m2あたりの価格:336万円)、3位「九段下駅」(同314万円)、4位「神谷町駅」(同279万円)、5位「半蔵門駅」(同258万円)と続き、東京都心部の駅が上位を独占。
上位30駅の相場は、300万円台(50m2で換算すると約1憶5000万円~2憶円)が3駅、200万円台(同約1億円~1憶5000万円)が12駅、100万円台(同約5000万円~1憶円)が15駅で、30位の本郷三丁目駅でも176万円(同8800万円)と高値で、東京都心部の価格が突出して高騰していることを裏付ける結果となった。
関西では、1位「梅田駅」(1m2あたりの価格:173万円)、2位「大阪駅」(同156万円)、3位「烏丸御池駅」(同144万円)、4位「神宮丸太町駅」(同23+万円)、5位「御影駅」(同120万円)となり、大阪市と京都の中心部が上位を占める結果に。
上位の1m2当たりの単価を見ると、5位の「御影駅」〜30位の「西長堀駅」までの相場が100万円(50㎡で換算すると5000万円)から120万円(同6000万円)の間にあり、関西圏の上位相場ほぼは横並びの状況に。
東海で最も高かったのは「本山駅」で111万円。次いで「伏見駅」(104万円)となり、1m2あたりの価格が100万円(50m2で換算すると5000万円)を超えたのはこの2駅のみ。
以下、3位「池下駅」(同98万円)、4位「上前津駅」(同96万円)、5位「覚王山駅」(同96万円)と続き、名古屋市の中心部が上位を占める結果となった。