ネクストレベルは9月6日、「パートナーの推し活」に関する調査結果を発表した。調査は7月21日~8月4日、恋人や夫婦のどちらかが推し活をしている男女203名(女性109名、男性94名)を対象にインターネットで行われた。
好きな人の「推し活」9割超が肯定的
好きな人の“推し活”はありかと聞いたところ、「全然あり(自由にしていい)」が41.9%、「条件付きであり」が50.2%と意見は分かれるものの、実に9割超が肯定的であることが明らかに。理由を聞くと、「自分で責任が取れる範囲内で楽しむのは別に構わない」「何かにハマることができることは素晴らしい」「趣味のある人の方が魅力的で楽しそうに生きてるから」など、“推し活”を趣味の1つとして認識している人が多いよう。
一方、「嫌だ」「してほしくない」と否定的な回答をした人(7.9%)からは、推しに対して嫉妬しまう、自分の優先度が下がってしまうのではないかと不安な意見が多くあがった。
「条件付きで」という声も
また、「条件付きであり」と答えた人に具体的な条件を聞いたところ、「推し活に使う金額による」(67.6%)が7割近くを占め、次いで「推し活の内容による」(17.6%)、「推しのジャンルによる」(14.7%)という結果に。
推し活に使う金額、いくらまで許せる?
推し活に使う金額について「いくらまで許せる?」と聞くと、「0円」(23.5%)、「〜5千円」(16.7%)、「〜1万円」(29.4%)と、合わせて69.6%が「1万円まで」と回答。自由意見には、「お小遣いの範囲内なら自由にしていい」「子どもの将来を考えるとお金を消費しての推し活は気になってしまう」「貢ぐのはおかしい」「生活費を削ってまでお金をかけていると金銭感覚に疑問を感じる」といった声が寄せられた。
「推しに会いに行く」のは許せない!?
続いて、恋人(夫婦を含む)が推し活をしていた場合に、どこまで許容できるのかを調査した。その結果、許せる・許せないのボーダーラインは「推しに会いに行く」であることが判明。
推し活として「あり」の割合が最も高かった内容は「推しを眺める」で8割超。次いで「グッズを買う」が7割近くで続き、意見が半数に分かれたのが「推しに会いに行く」という行動。ここを境に否定的な意見の方が多くなり、「特別な日を祝う」のを“あり”とする人は約25%、「推しに染まる」は1割強、「プレゼントをする」に関しては1割にも満たず、9割超が許せないと感じていることがわかった。
推しジャンル「店員」や「一般人」はナシの声
次に、好きな人の推しジャンルとして「あり」なものを教えてもらったところ、「動物」が最も高く99%。次いで「スポーツ選手」「アーティスト」「ゲーム」「キャラクター」「モノ」「アニメ・漫画」「俳優」「声優」で8割を超える結果に。推しが身近になるにつれて否定的な意見が高まり、「店員」や「一般人」に関しては7割近くが「なし」と回答した。