Agoda Company Pte. Ltd.は9月4日、「フライト・機内トラブル」「おトクな旅行をするための方法」に関する調査結果を発表した。同調査はアジア全域の10市場を対象に実施した。
空の旅におけるあまり愉快ではない側面について尋ねたところ、韓国、タイ、台湾では「パーソナルスペースへの不愉快な侵害」が、最も嫌なことであることがわかった。肘掛けの取り合いや、ごそごそと体を動かす迷惑な音、素足から漂う不快な臭いなどに、最も不快感を示している。
「フライトの遅延」は、アジア太平洋地域全体の乗客の不快感ランキングでは2位だった。フィリピンは、特にフライトの遅延に関して不快感を持っており、マレーシア、インドネシア、ベトナムからの旅行者も同様の意見となっている。
機内での迷惑行為3位は、「大声でおしゃべりする隣の乗客」「公衆の面前で汚れた洗濯物を干すカップル」「フライト中ずっと音楽やゲームを流している騒々しいグループ」などだった。オーストラリア人とマレーシア人は騒音をあまり気にしない傾向があるが、台湾と韓国の旅行者はより静かで穏やかなフライト体験を好むことがわかった。
日本人で最も多い回答は、「客室乗務員に無礼な態度をとる乱暴な乗客」だった。これは調査をした国の中で唯一の結果となっている。2位は「乗客の無礼な振る舞い」、3位は「大声で騒ぐ乗客」、4位は「飛行機の遅延」だった。
「おトクな旅行をするための方法」について尋ねたところ、日本人旅行者が「犠牲にしても構わない」と思うことのトップ3は、「費用のかかる旅行はそもそも見送ってしまうこと」「フライトの付帯サービス(食事や飲み物、広い座席など)」「早朝や深夜などの不便な時刻や理想的でない長いフライト時間を選ぶこと」だった。
旅行者が即座に予約を入れる要因として挙げたのは、「本当にお得な旅行プランに出会うこと」「シームレスな予約の旅」「フライトの柔軟性」となっている。