Crystalは9月5日、「電動キックボード事業への投資」に関する調査の結果を発表した。同調査は、2023年8月8日、全国の投資家1,007人を対象にゼネラルリサーチによって実施されたもの。
電動キックボードのシェアリングサービス事業の将来性についてどう考えるか尋ねると、「今後、もっと成長していくと思う」(53.4%)、「現状を維持すると思う」(27.8%)、「今後、衰退していくと思う」(18.8%)という回答結果に。
電動キックボードのシェアリングサービス事業に期待していることを問うと、「利用者が増えること」(52.1%)と回答した人が最も多く、次いで「サービス普及が進むこと」(40.4%)、「多くの企業が参入すること」(36.4%)、「特にない」(16.9%)と続いた。
半数以上が「利用者が増えること」と回答し、移動手段の選択肢として多くの人々に利用されることが期待されている現状が明らかに。
電動キックボードのシェアリングサービス事業に投資することに関してどう考えるか質問したところ、「どちらかというと投資したい」(36.2%)との回答が最も多く、次いで「どちらかというと投資したくない」(23.7%)、「投資したくない」(23.1%)、「積極的に投資したい」(17.0%)との順になった。
「積極的に投資したい」、「どちらかというと投資したい」回答を合わせると、半数以上の人が電動キックボードのシェアリングサービス事業に投資したいと考えているよう。
続いて、「積極的に投資したい」、「どちらかというと投資したい」と回答した人に、具体的な理由を聞くと、「大阪市でも取り入れられており、成功している認識」「使いやすく、限られたスペースでも保管でき、便利なツールと思うため」「利用者が増えて徐々に身近な利用手段として普及しているので、安全面の法的責任などが決まれば投資を前向きにしていきたい」などの回答が寄せられた。
電動キックボードシェアリングサービスを行う企業から投資先を選ぶ際、重視するポイントを問うと、「企業の成長性」(50.7%)と回答した人が最も多く、次いで「業界内でのシェア率」(44.8%)、「業績」(32.4%)、「知名度」(30.0%)と続いた。約半数が「企業の成長性」と回答したことから、企業としての伸びしろが重要だということがわかったという。