男性でもメイク? 一昔前とは違い、今やメンズメイクもめずらしくありません。今回は実際にプロの方にメイクをしてもらい、メンズメイクの基本とそのコツを教えてもらいました。仕事や学校、日常の中でちょっとしたイメチェンをしたいメンズ陣、注目です!
大学生の間で流行っているモノ、これから流行りそうなモノを大学生がリサーチして記事にする「#大学生トレンド」。今回体験してきてくれたのは、トレンドウォッチャーの石田瑞樹さんです。
■メンズメイクってどんな感じ?
今回、メンズメイクについて教えてくれたヘアメイクさんは、「NORA HAIR SALON(ノラヘアーサロン)」でクリエイティブディレクターを務めるKAEさん。「清潔感にもつながるメンズメイクは、歯磨きをするような感覚で日常の身だしなみの一つとして習慣に取り入れてほしい」と、KAEさんは話します。
実は、メンズメイクを体験する私自身も結構肌には気を遣っていて、日焼け止めやトーンアップクリームを使用することも。大学生の友人には、ガッツリメイクしている人はいませんが、化粧水を塗るなどして、スキンケアを意識している人がちらほら。
そこで、KAEさんに男性と女性メイクの違いについて質問をしてみました。
「基本的に大きな違いはありません。ですが、女性メイクが多くのステップを踏むことが多いのに対し、メンズメイクはそれよりも少ないステップで済ませることがありますね」
人にもよりけりとのことでしたが、メイク慣れしていない男性は簡単なメイクから始める人が多いとのこと。そんなメンズメイクを実際に体験していきましょう。
■使用したメイクアイテムは?
使用したアイテムは「matsukiyo iisam マルチパレット」(3,190円)と「matsukiyo iisam トーンアップクリーム」(2,640円)の2つ。こちらはいずれも男性のために作られた商品なんだとか。
このマルチパレットは、韓国風フルメイクがかなうスターターキット。「これがリップ! これがアイシャドウ!」といったように、ひと目でどんなアイテムなのかわかる"ガイド"がついています。一方のトーンアップクリームは、保湿成分を多く含み、クレンジング不要で簡単に落とすことができる便利なアイテムです。
■いざメンズメイク体験!
今回は「就活メイク」と「しっかりメイク」の2パターンのメイクをしてもらいました。
「就活メイク」は、トーンアップクリームで肌を明るく見せます。さらに眉毛をアイブロウで描き、きりっときれいに整えます。それだけでも顔の輪郭が際立ち、はっきりとした印象になりました。比較的簡単なメイクで、就活はもちろん、日常生活にも取り入れやすそうです。
「しっかりメイク」は、就活メイクにアイメイク&リップをプラス。印象的な目元を演出するだけでなく、リップを塗ることで血色をよく見せる一工夫も。また、今回はストレートアイロンで髪も整え、俳優っぽい雰囲気に仕上げてもらいました!
■どう変わった?
ナチュラルな雰囲気の就活メイクは、清潔感を演出してくれるので、オンラインなど画面越しの対面機会が多い就活生にピッタリです!
一方、しっかりメイクは、より自分に自信を持たせてくれるメイク。アイメイクをするだけで表情が明るく見え、さらにはリップを塗ることでより快活な雰囲気に。個人的には、自身の魅力アップにつながったと感じました。
■メンズメイクのコツは?
今回、KAEさんから教えてもらった初心者向けメイクのコツは大きく分けて4つあります。
1. 眉毛は大きな鏡を使い全体のバランスをチェック
眉毛は小さい鏡だと描くのが難しいため、大きな鏡を使って全体のバランスを見ながら描いていくのがオススメです。2. 少量から使っていく
トーンアップクリームなど適量がわからないうちは、少量から始めるのがポイント。そうすることで、失敗しにくくなるそうです。3. 肌色に合った"無難な色"を選ぶ
肌を美しく見せるベースメイクは、自分の肌色に似たものをセレクトし、あまりにもコントラストが大きいものは避けましょう。可能であれば、実際に試してみてから購入するのがオススメ!4. 手数の少ないスキンケアやメイクアイテムを選ぶ
スキンケアやメイクはステップが多く、続けるのが大変な場合も。最初はオールインワンの商品などを使用して、手間を省くのも継続するためのコツ。
■メンズメイクを体験してみて…
実際にメンズメイクを体験してみて、思っていたよりも手軽に行えることにびっくり! トーンアップクリームやリップといったワンアイテムだけでも、がらっと印象が変わります。フルメイクせずとも、ここまで清潔感や魅力を出せるんだと感動!
個人的にはトーンアップクリームなど、簡単なポイントから始めてみるのがオススメです。気になる方はぜひ、ワンポイントから始め、ちょっとしたイメチェンをしてみてはいかがでしょうか?
取材・大学生トレンドウォッチャー/石田瑞樹(学窓ラボ)
文・編集/塚本日向