アクロスソリューションズと日本唐揚協会が共同運営する「食の窓口」は8月31日、「宅食サービスと1人暮らしについての意識に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は、2023年8月10日~11日の期間、20歳〜60歳以上の男女600人を対象に、インターネットで実施したもの。
はじめに、1カ月の食費について聞くと、最も多かった回答は「20,001円〜30,000円」で19.8%、僅差で「30,001円~40,000円」が18%だった。男女別に見ると、男性は「20,001円~30,000円」が最も高いのに対し、女性は「30,001円~40,000円」が最も高く、男性と比べると女性の方が月の食費の割合が高いことがわかった。
日々の食生活で、特に気にしていることを尋ねると、最も高いのが「価格」で37.3%、次点で「栄養バランス」が27.8%、3番目に「味」が22.8%と、上位3項目で全体の約9割を占める結果に。
「価格」はどの年代も高い割合を示したが、唯一60代以上は「栄養バランス」(47.5%)が最も高くなった。20代で「栄養バランス」を気にする割合が16.7%という結果を見ると、年を重ねるごとにお金よりも健康に対する意識が強くなることがうかがえる。
次に、宅食サービスを利用したことはあるか問うと、「一度も利用したことはないし、今後も利用する予定はない」と答えた人が最も多く57.7%。一度でも利用したことがある人の割合は24.1%だった。
年代別に見ると20代~30代で宅食サービスを利用したことがある人の割合は30%前後、50代~60代はともに17.5%前後となった。比較的若い世代の方が宅食サービスを積極的に利用する傾向があるよう。