無印良品を展開する良品計画は、9月末のSDGs週間に先駆けて、新古品や、ワケありの商品を販売する「もったいない市」を、9月4日から全国の大型店舗17店舗で開催する。

  • 「もったいない市」を開催

「もったいない市」は、限りある資源を無駄にするのは“もったいない”という想いから、傷・汚れなどにより売ることが出来なかった商品や、開封後返品された商品など、まだ十分使える商品を廃棄するのではなく、お買い得な価格で販売する取り組み。

今回のもったいない市では、ReMUJIから再生ウール混クルーネックセーター、Vネックセーターとつくろう服のベビー、キッズをReMUJI取り扱い店舗で出品する。

セーターに使用している素材には、回収されたウール製品や生地を粉砕し、再度紡績した糸を使用している。つくろう服は生産時にできた小さな傷や汚れにより販売できない服にワッペンを付けた商品とのこと。

  • 生産時にできた小さな傷や汚れにより販売できない服にワッペンを付けている

生活雑貨からは、歯ブラシスタンドのB品(正規商品の基準をクリアしていない規格外品)で、ゆう薬の色むらや、焼成時についた黒点などの規格外で商品化できない商品を捨てることなく、星印を付けて再度焼き付けて販売。色は4色あるが、ランダムに出荷される。

なお、オンラインストアで購入の際には色の指定ができない。また、ロングセラー商品である白磁食器シリーズでは、製造工程で発生した色むらや、ちいさな汚れなどの理由から商品化できなかったものの、普段使いに支障がないものを、数量限定、今だけの価格で売られる。

  • 色むらや、ちいさな汚れで商品化できなかったものを今だけの価格で販売

また、9月中旬より順次、足なり直角靴下のB品を「生産者がもったいないと思った足なり直角靴下」として販売する。編み傷や汚れなどがあり、見た目の基準は満たしていないものの履くには十分の靴下で、生産者がチェックして「もったいない」と思った靴下を23~25cm、25~27cmの2サイズ各7足セットで出品する。種類や、不採用になった理由はランダムとのこと。

「もったいない市」実施店舗は、北海道エリアがシエスタハコダテ、札幌パルコ、関東エリアが錦糸町パルコ、板橋南町22、中部エリアが直江津、イーアス春日井、マルエイガレリア、関西エリアがイオンモール四条畷、イオンモール堺北花田、みのおキューズモール、トナリエ南千里アネックス、京都山科、阪急西宮ガーデンズ、神戸阪急、中国エリアが広島アルパーク、エブリイOkanaka津高、天満屋ハピータウン岡北。またオンラインストアでも一部傷や汚れのあるワケあり家具を販売する。