アイドルグループ・ジャニーズWESTの重岡大毅が主演、女優の新木優子がヒロイン役を務めるテレビ朝日系新ドラマ『単身花日(たんしんはなび)』が10月14日にスタート(毎週土曜23:00~、初回は1時間拡大スペシャル)する。

  • 左から新木優子、重岡大毅=テレビ朝日提供

■主演・ジャニーズWEST重岡大毅×ヒロイン・新木優子『単身花日』

いわしげ孝氏の同名コミックを実写化する今作は、男女4人の“止められない愛”を描く大人の“単身赴任ラブサスペンス”。主人公は、東京で妻と娘と幸せな日々を送っているサラリーマン。急な辞令で単身赴任することになり、向かったのは中学時代を過ごした思い出の地・鹿児島だった。しかし赴任早々、初恋の人と再会したことで甘酸っぱい思い出とともに、秘めていたパンドラの箱が開いていく。決別できていなかった青春時代の恋に、かつてのライバルや“世界一愛している”と思っていた妻が絡み合い、4人の男女は「終わっていなかった初恋」に狂わされていくことに。再会で蘇った淡いときめきは、いつしか危険な快楽へ。そのうえ、中学生時代には知るよしもなかった衝撃の真実や、オトナになった今、それぞれが抱える問題も発覚。許されぬ愛と4人の“闇”が複雑に交錯していく。初恋は殺しておかなければならない――禁断の愛に身を投じることになった男女4人の運命の行方は。 

■重岡大毅、愛する妻と初恋の人に翻弄されるサラリーマン役に

主人公で、ハウスメーカー「サンバスホームハウジング」の営業マン・桜木舜を演じる重岡は、ドラマ『雪女と蟹を食う』(22年)で人間の絶望や悲しみを表現し、『それってパクリじゃないですか?』(23年)では“笑わない男”を好演、現在は『禁じられた遊び』『ある閉ざされた雪の山荘で』など、主演映画2作の公開を控えている。今作では愛する妻と再会した初恋の人の間で翻弄されるサラリーマン・桜木舜の揺れ動く心情をリアルに、繊細に体現する。同じく再会した中学時代の恋のライバルとは仕事でも張り合うことになるうえ、“終わっていなかった初恋”を巡り、17年の時を経て再び複雑な関係に。“オトナの背徳愛”で、さらなる新境地に挑む。

■新木優子、一等航海士の夫を持つ中学教師役に

重岡演じる桜木舜と再会し、彼を翻弄していくことになる中学教師・武田花(旧姓・桐野花)役に決定した新木は、ドラマ『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(17年)、『SUITS/スーツ』(18・20年)、『モトカレマニア』(19年)、『ボクの殺意が恋をした』(21年)、『六本木クラス』(22年)など、多数の話題作に出演。今作では、謎めいた魅力で主人公を翻弄する難しい役どころに挑む。中学時代に惹かれ合っていた初恋の相手・舜と17年ぶりに再会。一等航海士の夫は1年の大半を海の上で過ごしているため、ほぼひとり暮らし状態の花は、夜遅くに突然舜の家にやってくるなど、自由過ぎる言動で彼を翻弄していく。しかし花は、その無邪気な振る舞いからは想像もつかないほどの“ある秘密”を抱えていた。

■重岡大毅(桜木舜・役)コメント

最初、「これは“単身赴任ラブサスペンス”です」と聞いた時は、正直なんやろうって……(笑)。でも、初恋の人と再会して心が揺れるのは、特別な思いもあるやろうし、ちょっとわかるかもなぁと思いました。

そして、この枠では初めてのテーマにチャレンジするということも聞いたんです。スタッフさんも「いろいろチャレンジしたいです!」とおっしゃっていて、そんなん言われたら僕も燃えてくるし、「頑張りたいです! お願いします!」という感じで、ワクワクしました。

原作は、読み始めたら止まらなくなりましたね! この先、どうなるんやろう……って思いながら最後まで読んで、“単身赴任ラブサスペンス”の意味がわかりました。めちゃくちゃ面白かったです。

原作や台本を読んでいると、僕が演じる舜ってマジメなところもあるし、頑張っている人なんですよ。「こんなことするんや!」って、わかるところもたくさんありました。そして、スタッフさんとお話させていただいたり、こういう取材を受けていると一気に実感が湧いてきて、エンジンが掛かる感じがするんですよ! 今、なんとなく自分の頭の中に、舜を演じるイメージというか種みたいなものはあるので、これからどんどんそれが大きくなっていくような気がしています。

新木さんとは、まだお会いしたばかりで「初めまして」という段階です(笑)。クランクイン前に、取材などでキャストの皆さんにお会いする日があるんですけど、意外といっぱいおしゃべりできるので、僕はそういう時間を大事にしているんです。早く仲良くなって一緒に頑張っていけたらいいなと思います。

■新木優子(武田花・役)コメント

恋愛作品は何度か経験してきましたが、今回は今までにない役柄ですし、サスペンスの切り口もあるというストーリーだったので、すごく新鮮な気持ちで原作と台本を読ませていただきました。原作が少し昔の作品なので、今っぽくないところもあるのかな? と思っていたんですけど、全然そんなことなくて今の状況に重ね合わせられましたし、より多くの世代の方に楽しんでもらえる作品になると思います。本格的なサスペンス作品でもあるなと感じて、そこもすごく魅力的でした。

私が演じる花は、この作品の中で一番謎めいたキャラクターなんです。物語の中で、花だけちょっと時空が歪んでいるというか……すごく素直に生きているんですが、少し幼いというか、純粋さが際立っているように感じたので、それをうまく表現できるよう頑張りたいですね。

重岡さんは、お会いしてみたら“関西のお兄ちゃん”というイメージ通りの方でした(笑)。この夏、私が観に行ったフェスにも出られていたり、とても忙しくされているのに明るい方で、ご一緒できてうれしいです。