「ストアカ」を運営するストリートアカデミーは、9月1日、「リスキリングしたいITスキル」に関する調査の結果を発表した。同調査は、2023年8月9日〜8月15日の期間、ストアカを利用するユーザー363人を対象に、インターネットで実施されたもの。
会社員にリスキリングしたいITスキルを尋ねたところ、1位「AI・機械学習 」(11.3%)、2位「Python」(9%)という結果になった。
1位の「AI・機械学習」を選択した理由として、「自動化を身につけて、業務効率化をしたい」「AIで置き換えることができる業務は任せて、他の価値ある仕事に時間を使いたい」など、業務効率化に関するコメントが挙げられた。
2位の「Python」を選んだ理由としては、「非エンジニアでもプログラミングが出来た方が市場価値が上がりそう」「業務効率化と副業など幅広く活かせるから」という声が寄せられた。
この結果より、会社員は今の仕事に役立てたり、副業を目的としたリスキリングへの関心が高いことがうかがえる。
主婦にリスキリングしたいITスキルを聞いたところ、1位「Canva」(14.3%)、2位「Instagram」(12.5%)という結果に。
1位の「Canva」を選択した理由として、「子どもの卒園アルバム制作の時に使用し、楽しい経験があったから」「仕事からプライベートまで幅広く応用できる可能性を感じるから」などの理由が挙げられた。
2位の「Instagram」を選ぶ理由として、「利用する過程自体が楽しみに感じるから」や「自宅教室の集客に活用してみたいから」といった理由が見受けられた。
この結果より、主婦にとってのリスキリングは、楽しさと実用性の双方を兼ね備えた応用の広さを感じるCanvaやInstagramなど、クリエイティブなスキルに魅力を感じていることがわかる。
シニア(60代以上)にリスキリングしたいITスキルを問うと、1位が「パソコンの使い方」で12.2%、2位が「Instagram」で9.5%だった。
1位の「パソコンの使い方」を選択した理由として、「どの仕事にも必要なため」「これからの時代に欠かせないため」などの声が寄せられた。
2位の「Instagram」を選ぶ理由としては、「趣味にも活かせるスキルだから」や「人と繋がれるスキルだから」といったコメントがあげられた。
この結果より、シニア世代にとってのリスキリングは、学ぶこと自体の楽しさはもちろんのこと、人生100年時代を見据えて今後に生かせる実用的なスキルへの関心が高いことがうかがえる。
フリーランスにリスキリングしたいITスキルを質問したところ、「Instagram」(9.7%)、「Web制作・WordPress」(8.1%)が上位にあがった。
1位の「Instagram」を選択した理由として、「自身の仕事に繋がるため」「自分の事業のアピールの場として活用したいから」といった理由が挙げられた。
2位の「Web制作・WordPress」を選ぶ理由として、「情報発信を行い、自社の集客に繋げたいから」や「自分でできるようになれば修正や変更もできて、集客や売り上げもあがると思うから」といった理由が見受けられた。
この結果より、フリーランスにとってのリスキリングは、今の仕事を効率的にしたり、新しい仕事につなげて収入増加につなげたい意図が強いことがわかる。