米ニューヨーク州に拠点を置く企業・Colorpikは、現実世界の色をスキャンして複製できるペン「Colorpik Pen」を発表した。これ1本で1,600万色を再現できるのだとか。ネット上では「リアルスポイト機能!すげぇ!」「発想が面白い」などと話題となっている。
「Colorpik Pen」は、現実世界のあらゆる色をスキャンして、その色を実際に作り出せるというペン型デバイス。ペンのなかには、RGBカラーセンサーと、4つのインクカートリッジを内蔵している。使い方はシンプルで、服や花びらなど、コピーしたい色にセンサーをかざし、ボタンを押すだけで色をスキャン。その後、ペン内のポンプがインクを混ぜ合わせることで、スキャンした色を正確に再現してくれる。同商品1本で、現実世界に存在する1,600万色を再現できるそうで、同社はこのペンを、「あなたが最後に買うべきペン」と称している。
Colorpik Penには、マーカーや筆など複数のペン先が付属し、好みに応じて交換可能。また、充電式バッテリーを搭載し、1回の充電で約15時間使用できるそう。さらにBluetoothやUSB経由で、専用iOS/AndroidアプリやPCと連携することで、Photoshopなどにスキャンした色の転送や、タブレット上での描画もできるとのこと。
「Colorpik Pen」は、298ドル(約4万3,000円)での販売を予定。クラウドファンディングサイト・Kickstarterにて、クラウドファンディングを開催しており、記事掲載時点ですでに230人以上の支援者から、約4万3,000ドル(約620万円)の支援金が集まっている。同商品を、通常販売価格より安価で手に入るリワードも用意されているので、興味があればチェックしてほしい。
ネット上では「リアルスポイト機能!すげぇ!」「今までなかったアイテム!」「48キロ分のインクってすごいな。調色によっては、特定の色だけなくなって使えなくなったりはないのかな?」「DICカラーチャートに当てるだけでその色が手に入るのかな?」「普通にすげー!😆」「発想が面白い。デジタルでは当たり前だったし、無かったアイテムだよね」などの声が寄せられた。