JR西日本・JR東日本が北陸新幹線金沢~敦賀間開業に伴う運行計画の概要を発表。2024年3月16日の開業に合わせ、北陸本線敦賀~金沢間の特急列車を再編する一方、七尾線経由の特急「能登かがり火」は引き続き運転される予定となった。
「能登かがり火」は2015(平成27)年3月に北陸新幹線長野~金沢間が開業した際、金沢~和倉温泉間の特急列車(途中の羽咋駅、七尾駅などに停車)として運行開始した。当初は1日5往復だったが、現在は1日4往復に。683系・681系を使用し、下り「能登かがり火3・5・7号」と上り「能登かがり火2・4・6号」は普通車のみの3両編成、下り「能登かがり火1号」と上り「能登かがり火8号」はグリーン車を連結した6両編成で運転される。
七尾線では、他にも定期運転の特急列車として、和倉温泉駅発着の下り「サンダーバード17号」と上り「サンダーバード20号」が運転されている。来年3月の北陸新幹線金沢~敦賀間開業後、特急「サンダーバード」は運転区間を大阪~敦賀間に短縮し、敦賀~金沢・和倉温泉間の運転を終了することが発表された。
一方、特急「能登かがり火」は来年3月以降も存続。現行の4往復に和倉温泉駅発着の「サンダーバード」1往復が加わり、北陸新幹線金沢~敦賀間開業後の運転本数は5往復とされている。なお、具体的な運行計画の詳細は決まり次第、改めて発表するとのこと。