シニア層のLINE利用率が、ついにメール利用率を上回ったそうだ。NTTドコモのモバイル社会研究所が、今年1月に全国の60歳から79歳男女1,350人を対象に実施した「2023年シニア調査」による調査結果でわかった。ネットでは「1つの転換点」「確かに便利だもん」などと話題となっている。
調査の結果、シニア層におけるメールとSNSの利用率でLINEは76%、メールは64%となり、LINEの利用率が、2018年の調査開始以降で初めてメールの利用率を上回ったことが明らかとなった。2018年での利用率を見ると、LINEが28%、メールが57%と大差がついていた。その差は年々埋まり続け、2022年の調査ではLINEとメールの利用率がともに66%で並んでいた。ちなみにLINE以外のFacebookやTwitter、Instagramの利用率は調査開始以来ほとんど変わらず、約10%前後のまま推移している。
また年代別でみると、いずれのサービスでも70代より60代の方が利用率は高い。同年代の性別で比較すると、「LINE」と「Instagram」は女性が、「メール」と「Facebook」と「Twitter」は男性の利用率が高い傾向にあることも分かった。さらに地域別では、関東がいずれのサービスにおいても全国平均を上回る利用率となっていた。特にLINEとメールは、地域間で10~20ポイントもの差が出ることがあり、利用率に地域差がある傾向も見られた。
ネット上では「シニア層もLINEの時代か😲😲」「1つの転換点」「昔のPCがワープロ専用機だったみたいに、シニアのスマホはLINE専用機なのかな」「確かに便利だもんね」などの声が寄せられた。