Lenovoは9月1日、携帯型ゲームPC「Lenovo Legion Go」を発表した。8.8インチ(QHD+)のLenovo PureSightゲーミング・ディスプレイを搭載、プロセッサーにAMDの「Ryzen Z1 Extreme」を採用するなど、ハンドヘルドサイズのPCゲーム機として高いスペックを備える。ディスプレイの左右にあるコントローラは、Nintendo Switchのように着脱可能だ。2023年11月に欧州市場で発売する予定で、価格は799ユーロから。
8.8インチ・ディスプレイは、QHD+ (2560 x 1600) のIPSパネルだ。画面比率は16:9。最大500nitsの輝度と、DCI-P3 97%の広い色域表示に対応する。プレイスタイルやゲームに合わせて、800p〜1600pの解像度、60Hzと144Hzのリフレッシュレートを調整可能。
メモリーは16GBのLPDDR5X(7500Mhz)。電力管理の柔軟性を備え、状況に応じて最適なゲームパフォーマンスと高速なロード時間を実現するとのこと。ストレージは、256GB、512GB、1TB(PCIe 4.0 SSD)。最大2TBの追加ストレージをサポートするmicroSDスロットも装備する。
49.2Whの大容量バッテリーを内蔵。Super RapidCharge 2に対応しており、30分で約70%まで充電することが可能。Coldfrontサーマルテクノロジーを搭載し、LCP樹脂の79ブレードのファンとの組み合わせで、静寂性を優先するQuietモードでは25dB以下のファンノイズでデバイスを低温に保つ。またパワーが必要なCustomモードでは、25WのTGP(Total Graphics Power) をフルに発揮させる。
コントローラは、ジョイスティックにドリフトやデッドゾーンを抑えるホール効果センサーを採用。他にも、トラックパッド、Dパッド、マウスホイール、マッピング可能な計10個のボタン、トリガー、グリップボタンなど、豊富な入力を装備する。電源ボタンがRGBライトになっており、色の変化でファンモードを把握できる。Legion Go本体にキックスタンドがあり、コントローラを取り外してワイヤレスコントローラとしても使用可能(FPSモード)。
FPSモードでは、右のコントローラをマグネットで付属のコントローラ・べースに取り付けると、マウスを使うような操作でよりエイムが安定する。DisplayPort 1.4とPower Delivery 3.0をサポートするUSB Type-Cポートを2つ搭載するので、デバイスを充電しながら、同時にアクセサリーを接続できる。
- サイズ:299x131x41mm(コントローラ装着時)、210x131x20mm(本体のみ)
- 重量:854g(コントローラ装着時)、640g(本体のみ)
- ディスプレイ:8.8インチ QHD+ (2560x1600)IPS: 16:10、10点タッチ、最大144Hz/97%DCI-P3 /最大500nits
- プロセッサー:AMD Ryzen Z1 Extreme
- メモリー:16GB 7500Mhz LPDDR5X
- ストレージ:256GB/512GB/1TB PCIe 4.0 NVMe M.2
- バッテリー:2セル 49.2Wh、Super RapidCharge 2対応
- インターフェイス:3.5mmオーディオコンボジャック、USB Type-C (USB 4.0、DisplayPort 1.4、Power Delivery 3.0) ×2、microSDカードリーダー
- オーディオ:2Wスピーカー ×2、デュアルアレイ・ニアフィールド・マイク
- ワイヤレス:Wi-Fi 6E (802.11 ax)、Bluetooth 5.2
- OS:Windows 11 Home