天気が悪くなると、きまって頭が痛くなる。
台風の時季になると、体調をくずしてしまう――。

天候や気圧の変化に伴って、頭痛やめまい、関節痛、だるさなどの体調不良が起こる「気象病」。最近よく聞く言葉ですが、当社の調査によると、およそ2人に1人は季節の変わり目などに頭痛を経験している一方で、約7割の人はセルフケアを行なっていないことがわかりました(※1)。
実はこの気象病、男性よりも女性に多く、なかでも生理や更年期に悩まされる年代では症状が出やすい傾向にあるといいます。気象病はどんなときに起こりやすく、どんな予防法や対処法があるのでしょう。今回は、神経内科医の久手堅 司先生に解説していただきながら、悩ましい気象病との上手な付き合い方について考えます。