MMDLaboは8月30日、「NISAに関する調査」の結果を発表した。調査は8月8日~10日、18歳~69歳の男女5,000人を対象にインターネットで行われた。

「NISA」認知度は8割

  • NISAの認知・利用状況

    NISAの認知・利用状況

調査によると、NISA(少額投資非課税制度)の認知は79.7%、現在利用は24.8%。利用経験のあるNISAを聞いたところ、「一般NISA」が54.9%、「つみたてNISA」が48.0%、「ジュニアNISA(自身の投資枠)」が0.4%という結果に。また、現在利用しているNISAについては「一般NISA」が50.1%、「つみたてNISA」が47.8%、「ジュニアNISA(自身の投資枠)」が0.1%となった。

NISA口座、どこで開設した?

  • NISA口座を開設したネット証券

    NISA口座を開設したネット証券

続いて、NISA口座を開設したことがある金融機関を教えてもらったところ、「ネット証券」がダントツに多く44.9%。現在利用しているNISA口座でも「ネット証券」が48.3%でダントツのトップに。ネット証券で開設した理由を聞くと、「投資信託の手数料が無料・安いから」(35.6%)、「口座開設が簡単だから」(27.6%)、「クレジットカード積立ができるから」「アプリで確認できるから」(ともに19.6%)が上位に。

また、NISA口座を開設したことがあるネット証券を教えてもらったところ、「楽天証券」(47.1%)が最も多く、次いで「SBI証券」(39.6%)、「マネックス証券」(10.3%)という結果に。現在利用しているNISA口座を開設したネット証券についても、1位「楽天証券」(41.0%)、2位「SBI証券」(35.3%)、3位「マネックス証券」(6.7%)となった。

さらに、NISA利用検討者に対しても同様の質問をしたところ、開設したい金融機関は「ネット証券」が最多の21.0%。ネット証券で口座開設したい理由については、「口座開設が簡単だから」(41.2%)、「投資信託の手数料が無料・安いから」(30.5%)、「アプリで確認できるから」(24.9%)が上位に。NISA口座を開設したいネット証券を聞くと、「楽天証券」(40.7%)が最も多く、次いで「SBI証券」(28.8%)、「SBIネオトレード証券」(4.5%)となった。

「新NISA」認知度は半数

  • 新NISAについて

    新NISAについて

次に、2024年1月から導入される新NISAについて聞いたところ、認知は53.4%、内容理解は21.2%という結果に。現行NISA未利用者に対し、新NISAの利用検討について聞いたところ、23.5%が「NISAを利用した投資の開始を検討している」と回答。

一方、検討していない人を対象に、新NISAを利用しない理由を聞くと、「余裕資産がないから」(30.3%)、「NISAや投資について自分の知識がないから」(21.7%)、「難しそうだから」(21.6%)が上位となった。