JR九州は、新たな観光列車への改造を目前にした「いさぶろう・しんぺい」を豊肥本線経由で大分車両センターから熊本車両センターまで特別運行するツアーを9月20日に実施すると発表した。

  • JR九州のD&S列車「いさぶろう・しんぺい」

肥薩線を運行していた「いさぶろう・しんぺい」は、2020年7月の豪雨で八代~吉松間が不通になって以来、本来の運行区間で運用されることがなく、2024年春に久大本線へ投入する新たな観光列車に改造するため、10月4日に小倉総合車両センターへ入場することが決まっている。今回のツアーは、改造直前の「いさぶろう・しんぺい」に乗車・見学できる貴重な機会となる。

ツアーは日帰りで、牧駅改札前に9時40分集合。大分車両センターに移動した後、「いさぶろう・しんぺい」の外観を約30分見学してから乗車し、11時18分に発車する。豊肥本線経由で熊本車両センターへ向かい、熊本車両センター内の洗浄線を通って終着(終着時刻は15時20分の予定)となる。

旅行代金は大人1万8,000円・こども1万6,000円。STORES予約のJR九州トラベルデスクにて、9月1日9時30分から販売開始している。

なお、「いさぶろう・しんぺい」に関して、他にも鹿児島車両センターで外観および運転台を見学するイベント(9月18日)や、「いさぶろう・しんぺい」に乗車して博多駅から小倉総合車両センターへ乗り入れるツアー(10月4日)の発売も計画している。発売日など、詳細は決まり次第、JR九州トラベルデスクのサイトや公式SNSで案内する。