名古屋鉄道は、2024年秋の開業をめざす神宮前駅西街区再開発計画(第1期)の概要を発表した。「おとなの住みたいまち」をめざし、2021年7月に東街区に開業した複合施設に続き、西街区は「おとなの行きたいまち」をめざした開発に取り組む。

  • 神宮前駅西街区再開発の全体イメージ

神宮前駅は名古屋市熱田区内にあり、名鉄名古屋駅から電車で最短6分、中部国際空港駅から電車で最短21分と利便性が高く、年間約700万人が訪れる熱田神宮の玄関口としても知られる。

西街区の第1期開発では、愛知県産の木材を使用した木造平屋建ての商業施設3棟を建設。伝統的な木造建物の要素を取り入れた特徴的な外観の建物に、5~100坪の大小さまざまな区画を整備する。地域で長く愛されている店舗、地域食材を使った店舗、地元の文化を感じられる店舗など、地域の良さを感じられる店舗を誘致するほか、敷地内に複数のワゴンショップやキッチンカーなどを誘致し、にぎわいを創出する計画だという。

敷地面積は約7,000平方メートル、延床面積は約1,100平方メートル。9月に着工し、2024年秋頃から順次開業する予定となっている。

  • 施設完成予想図(地上北側から)

  • 施設完成予想図(地上西側から)

今後、さらなる熱田神宮周辺エリアの活性化に向けて、今回再開発を行うエリアの南側隣接地の活用や自治体と連携した北側エリアの開発について、引き続き検討するとしている。