SMBCコンシューマーファイナンスは8月28日、「10代の金銭感覚についての意識調査2023」の結果を発表した。同調査は、2023年7月19日~20日の期間、15歳~19歳の学生1,000人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、夢や目標を実現するための費用の準備方法について利用したことがある方法を聞いたところ、「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」(31.0%)と「預貯金する」(29.8%)が特に高くなる結果に。次いで、「不用品を売る」(16.9%)、「家族や知人などから借りる」(14.6%)、「貰う(相続含む)」(12.3%)が続いた。
学生区分別にみると、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)では「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」が49.3%と、高校生(18.6%)と比べて30.7ポイント高くなった。
また、夢や目標を実現するための費用の準備方法について今後(または今後も)利用したいと思う方法を尋ねると、「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」(47.9%)が最も高くなり、次いで「預貯金する」(36.2%)、「不用品を売る」(23.5%)が順にあがった。
学生区分別にみると、大学生等では「働く(アルバイト、単発の仕事も含む)」が55.0%と、高校生(43.1%)と比べて11.9ポイント高いことがわかった。
次に、奨学金を利用した場合、返済するのは誰の役割だと思うかを問うと、「自分」と回答した人が64.7%と突出して多く、次いで「親と自分の両方」が22.2%、「親(親族含む)」が13.0%と続いた。
学生区分別にみると、高校生では「親と自分の両方」が24.7%と、大学生等(18.6%)と比べて6.1ポイント高いことが明らかに。一方、大学生等では「自分」が69.1%と、高校生(61.7%)と比べて7.4ポイント高くなった。
同様の質問について、10代の親世代1000人を対象にした「金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査2023」の結果と比較すると、「親(親族含む)」について親世代は33.9%と、10代(13.0%)と比べて20.9ポイント高い結果に。また、「親と自分の両方」について親世代は36.2%と、10代(22.2%)と比べて14.0ポイント高かった。
他方、「自分」について親世代は29.2%と、10代(64.7%)と比べて35.5ポイント低かった。