1日何通も届くメールには、重要なものもあれば迷惑メールもあり、大至急返信すべきものもあれば不要不急なものも存在します。基本的には送信元に既読/未読を知られることがなく、いつどのように返信するかは完全に自分の裁量となるだけに、ともすれば返信自体を忘れてしまうのが難点です。

iPhoneに標準装備のメールアプリには、目印をつけておくためのさまざまな機能が用意されています。たとえば、返信を要するなどなんらかのアクションが必要なメールに「フラグ」を付けておけば、メールボックスを選ぶ画面で「フラグ付き」を選択するだけでフラグの付いたメールを一覧できます。送信主を「VIP」に登録しておけば、通知を一般のメールと分けることが可能になります。

「リマインダー」に登録することも、返信忘れの予防になります。ふだん返信メールを作成するときと同様、画面下部にある矢印ボタンをタップしますが、「返信」ではなく「リマインダー」ボタンをタップします。返信メールの作成時期がいますぐではなく、1時間から数日先というところがポイントです。

矢印ボタンをタップして現れたメニューで「1時間後にリマインダー」や「今夜リマインダー」を選ぶと、そのタイミングで通知が届きます。自分の記憶に頼るのではなくiPhoneの通知ですから、いまは忙しくて無理だからメールを書くのは後にしたい、少し考えたいからメールを送信するのは明日にしたい...そしてそのまま送信を忘れてしまう、というミスの予防に役立ちます。

メニューで「あとでリマインダー」を選択すると、リマインダーの時期を数カ月先に設定することも可能です。こうなると送信忘れ防止というより、返信メール作成の予約に近くなりますが、月に1回など定期的な連絡には役立ちますよ。

  • 返信メールは「リマインダー」に登録しておくと、送信忘れの予防になります