俳優の竜星涼が、2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』に、藤原道隆の次男・隆家役で出演することが31日、発表された。大河ドラマ初出演となる。同役は当初、大麻取締法違反(所持)罪で起訴された永山絢斗被告が演じる予定だったが出演を辞退していた。
大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛ける。
竜星が演じる藤原隆家は、道長の甥で、伊周、定子の弟。父の道隆の死後、一家没落の憂き目を見るが、冷静かつ闊達な性格で乗りこえていく。のちに大宰府に赴任し、大陸から攻めてきた刀伊(とい)と対峙することに。
竜星は「天下のさがなもの(荒くれ者)と呼ばれていた藤原隆家。平安時代にして、貴族でありながらも雅な人生とは真逆な武闘派であり、自分の信念を守り屈服しない強い人間。これは男として、また自分の信念にも通じ、とても憧れるものがありました。また、統率力もあったと思われる彼の武人としての人間力をどう演じるか今からとてもワクワクしています!」と意気込んでいる。
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