アドバンは8月30日、「投資家が経験した損失」に関する調査結果を発表した。調査は8月10日~12日、投資経験のある20歳以上の男女350名を対象にインターネットで行われた。

4人に1人が「100万円以上の損失」を経験

  • 過去最大の損失金額

    過去最大の損失金額

これまでの投資で経験した過去最大の損失金額について質問したところ、多い順に「10万円~99万円」(26.0%)、「100万円~499万円」(15.4%)、「10万円未満」(15.1%)という結果に。100万円以上の損失を経験したことがある人は全体の26.2%、1000万円以上の高額な損失経験者も3.4%と一定数見受けられ、有効回答のうち最も高額な損失は8,000万円。なお、「損失経験はない」という人は22.9%だった。

4人に1人は投資資金が半減

  • 投資資金の何%を失ったか

    投資資金の何%を失ったか

続いて、過去最大の損失を出した際に、投資資金の何%を失ったのかを教えてもらったところ、「10%未満」が最も多く24.2%。最大損失とはいっても損失の割合が少ない人が多いよう。

一方、損失割合が50%以上と回答した人を集計すると27.5%で、過去最大の損失を出した際、4人に1人は投資資金が半減していることが明らかに。なお「100%超」は0.8%と、ごく少数ではあるものの投資資金がマイナスになった経験がある人も。

何の投資で損失を経験した?

  • 何の投資において過去最大の損失を経験したか

    何の投資において過去最大の損失を経験したか

また、何の投資において過去最大の損失を経験したかを聞くと、「国内株式(現物取引)」が48.5%とダントツのトップに。次いで「投資信託(ETF、REITを含む)」(24.1%)、「FX(外国為替証拠金取引)」(15.2%)が上位に。

過去最大の損失を出した際の状況について自由記述形式で聞いたところ、「リーマンショック」「コロナ流行」「ライブドアショック」「イギリスのEU離脱の円高でFXの損失」「トランプ当選」などの相場の急変に巻き込まれて損失を出した人が多いことがわかった。