ダイソンは8月30日、水拭き機能を搭載したコードレス掃除機のベーシックモデルとして「Dyson V12s Origin Submarine(ダイソン V12s オリジン サブマリン) コードレスクリーナー」(以下、V12s Origin Submarine)を発表した。

ダイソン公式サイトや量販店などで同日から順次販売を開始している。価格はオープンだが、直販価格は81,500円。

  • V12s Origin Submarine

ダイソンは2023年6月に、ダイソン初となる水拭き機能を搭載したコードレス掃除機「Dyson V12s Detect Slim Submarine コードレスクリーナー」(以下、V12s Detect Slim Submarine)を発表した。

今回のV12s Origin Submarineは、水拭き掃除のパフォーマンスはそのままに、機能や付属ツールがシンプルになったベーシックモデル。直販価格は、V12s Detect Slim Submarineより4万円ほど低く設定されている(V12s Detect Slim Submarineの直販価格は121,000円)。

  • V12s Detect Slim Submarine

V12s Origin Submarineは、付属の「Submarine ウェットローラーヘッド」を装着することで、本体のタンクからモーター駆動式のローラーに自動給水しながら水拭きできる。

Submarine ウェットローラーヘッドのローラーには、8つのウォータージェットを均等に配置。ヘッド後方の給水タンクから水を供給し、床を均一かつ適した量で濡らすという。吸着した液体や皮脂などの汚れ、小さなゴミは、ステンレスのスクレイパーでまとめてかき取られ、汚水トレイに排出される。

  • Submarine ウェットローラーヘッド

製品全体で5段階にわたりゴミを捕集するHEPAフィルターシステムを内蔵。ウイルスを含む0.1ミクロンまでの粒子を99.9%捕集できる特徴を、既存のV12 Detect Slim Absoluteから引き継いでいる。

V12s Detect SlimSubmarine のおもな違いは、付属クリーナーヘッド、カラー、「ピエゾセンサー」の有無による吸引力自動調整と液晶ディスプレイ表示、付属充電スタンドのタイプ、モーターの回転数のみ。

床表面の微細なホコリをライトで照らして浮かび上がらせ、微細なホコリを可視化して取り逃しを防ぐ「Fluffy Opticクリーナーヘッド」ではなく、「Slim Fluffyクリーナーヘッド」が同梱する。持ち手付近には、現在の吸引モードや秒単位の残りの稼働時間を表示する液晶ディスプレイを搭載。

Slim Fluffyクリーナーヘッド装着時の運転時間は、エコモードが約50分、中モードが約30分/強モードが約5分。充電時間は約3.5時間。スティック時の本体サイズはW250×D1,095×H234mm、重さは2.2kg(バッテリー、パイプ、Fluffy Opticクリーナーヘッド装着時)。

2種類のクリーナーヘッドのほか、4点のツール(隙間ノズル、コンビネーションノズル、毛絡み防止スクリューツール、ツールクリップ)、壁掛け式の収納用プラケットが付属する。