森永産婦人科は8月30日、「分娩方法」に関する調査結果を発表した。調査は7月21日〜26日、無痛分娩を経験したことがある20代~40代の女性1,030名を対象に、インターネットで行われた。
無痛分娩を選んだきっかけ1位は「痛みの軽減」
無痛分娩を選んだきっかけを聞いたところ、「出産時の痛みの軽減のため」(74.3%)がダントツに多く、次いで「痛いのが苦手だったため」(38.8%)、「産後の体力温存のため」(33.5%)が上位に。
無痛分娩を選ぶハードル1位は「費用が高い」
また、無痛分娩にしてよかったことを聞くと、「出産時の痛みが緩和できた」が最も多く70.9%。次いで「気持ちが楽になった」(46.6%)、「産後の体調の回復が早かった」(33.9%)と続いた。一方、無痛分娩を選ぶ際にハードルとなったことは、「費用が高い」(57.7%)、「麻酔への心配」(43.4%)、「実施している産院が少ない」(38.6%)が上位にあがった。
無痛分娩を選ぶにあたって"費用が高い"ことがハードルとなっていることが分かったが、「出産育児一時金が増額したら、無痛分娩の検討をよりしやすくなりますか?」と質問したところ、7割近くが「しやすくなる」(67.7%)と回答した。
また、産院選びで重視したことを教えてもらったところ、「実績の多さ」(25.5%)、「病院の大きさや規模」(20.0%)、「先生と合うかどうか」(14.3%)が上位に。最後に、「無痛分娩をして満足していますか?」と聞くと、9割以上が「非常に満足している」(48.2%)、「満足している」(45.8%)と回答した。