写真やイラストに添えられた短い文「キャプション」は、ビジュアルへの理解を深めるために役立ちます。たとえば、リンゴ1つだけの写真でも、キャプションに「青森県産」とあれば産地がわかりますし、「紅玉」や「富士」などと銘柄を伝えることもできます。

iPhoneの写真アプリは、iOS 14から自由にキャプションを設定できるようになりました。キャプションはビジュアルだけでは説明しきれない情報を提供できるほか、検索機能の対象になるため、大量の写真が保存されたライブラリの中から特定の写真を探すときに役立ちます。

キャプションは、対象とする写真を表示し、[i]ボタンをタップすると現れる情報画面で入力します。「キャプションを追加」欄へ文字列を入力すると、それが写真アプリの検索データベースに反映されるしくみです。

設定したキャプションは、対象の写真に付随するメタデータとして扱われ、適切に処理すれば写真とともに移動/コピーできます。その方法のひとつが「AirDrop」で、ほかのiPhoneへ送信したあともキャプションとして機能します。写真をキャプション付きで友人・知人へ渡したいのなら、AirDropを使いましょう。

一方、メールへの添付やSNSアプリ(LINEやメッセンジャー)で送信した場合は、キャプションが失われます。写真に付けたはずのキャプションが友人へ送信したものにはなかった、いつの間にか消えていた、という場合には送信方法を疑ってみては?

  • 写真に付けたキャプションが送信先で消えていた場合には、送信方法を疑いましょう