JR西日本は30日、「懐鉄(ナツテツ)」シリーズ第3弾として、西日本エリアで活躍した列車をテーマにリバイバル列車を運転すると発表した。115系「瀬戸内色」を10月14日から、381系「緑やくも色」を11月5日から運転開始する。
特急「やくも」の車両381系は、これまで「国鉄色」(2022年3月登場)・「スーパーやくも色」(2023年2月登場)のリバイバル塗装を実施しており、第3弾として381系1編成(4両)を対象に、1997~2011年に運転していた緑色と黄色の帯が特徴的な「緑やくも色」に変更。この取組みが実現することにより、381系「やくも」の歴代カラーリングがそろう。
「緑やくも色」の381系は10月28日に開催される後藤総合車両所の一般公開で展示予定(詳細は別途発表)。運転開始日の11月5日は「やくも10・11・28・29号」で運転されるが、その後は車両運用上の都合により、対象列車を固定した運転は行わず、特急「やくも」の一部列車で運転する。11月中は「ゆったりやくも色(通常色)」2両を追加した6両編成で運転予定。12月以降、「緑やくも色」4両編成を基本に運転予定となっている。
115系「瀬戸内色」は、クリーム地に青帯が入った配色で、広島地区に投入された115系3000番代のカラーとして知られた。今回は115系1編成(4両編成)を「瀬戸内色」のリバイバル列車とし、10月14日の下関駅9時30分発、岩国行の普通列車で運転開始する。その後は山陽本線岩国~下関間の普通列車を中心に運転を予定している。