カシオ計算機の海外グループ会社である独カシオヨーロッパと英カシオエレクトロニクスは、カシオ計算機が手がける産婦人科向けの子宮頸部観察・撮影用のコルポカメラ「DZ-C100」およびカメラスタンド「CST-100M」を欧州地域にて発売する。販売は9月5日からを予定しており、DZ-C100で撮影した画像を取り扱うパソコン用ソフト「D'z IMAGE Viewer C」も同時に提供する。
上記のDZ-C100、CST-100M、D'z IMAGE Viewer Cは、2022年3月に日本国内で展開済み。今回、DZ-C100とCST-100Mが、欧州医療機器規則(EU MDR)とUK医療機器規則(UK MDR)の適合性調査を完了。これにより、EU適合宣言書、UK適合宣言書を発行し(製造者の山形カシオが担当)、欧州地域での販売が実現した。
コルポカメラのDZ-C100は、通常・グリーン・偏光という3種類の画像を1回のシャッター操作で撮影でき、液晶ディスプレイのタッチフォーカス機能や、カメラスタンドのCST-100Mと合わせて収納性や移動性に優れる点が好評という。カシオ計算機は、既存の皮膚科向けダーモカメラとダーモスコープに続いて、医療機器事業の成長拡大を図るとともにグローバルで医療分野へ貢献していくと述べている。