メルカリは8月30日、フリマアプリ「メルカリ」でお買い物をする際に同じ出品者の商品を複数まとめて購入の依頼ができる「まとめ買い」機能の提供を開始した。8月29日より「メルカリ」アプリで段階的に適用される(Web版メルカリでは使用不可)。
メルカリでは、購入時にひとりの出品者から複数商品を購入する「まとめ買い」へのニーズが見られた。
US版メルカリでは2022年より「Bundle(まとめ買い)」機能を提供し、おもちゃ・ホビー用品やアパレルを中心に需要が高いことから、日本でも「まとめ買い」機能の提供開始を決定いたしたという。
この機能によって購入者は、複数の商品を買うときにコメント欄でコミュニケーションを取る必要がなくなり、まとめて配送されることで受取時の利便性向上が見込める。
出品者は、配送料が抑えられるだけでなく、発送時の梱包の手間などを軽減できる。
メルカリが6月に実施した調査では、複数商品を購入する場合平均約3.4品がまとめて発送されることが判明しており、「まとめ買い」機能によって2回分の配送と梱包資材を減らせることから、環境負荷と物流事業者への負担軽減に繋がるとみている。
「まとめ買い」機能を利用するには、購入者は欲しい商品を複数選んで「まとめ買い」を依頼し、出品者は「まとめ買い」の依頼を確認して承諾するか、断るかを選択する。「まとめ買い」を承諾した場合、商品が自動でまとめられ出品される。購入者はまとめられて出品された商品を購入し、出品者は購入された複数の商品をひとつの梱包にまとめて発送する。購入者・出品者双方が評価を行えば、取引完了となる。
なお、「まとめ買い」の依頼は購入を確約する機能ではなく、依頼が成立した場合にのみ、まとめての購入が可能。
依頼できる「まとめ買い」の商品の数は10点まで、1人の出品者に並行して依頼できる「まとめ買い」依頼は3件まで。
食品カテゴリー、スマートフォン本体カテゴリー、「梱包・発送たのメル便」が指定されている商品は選択できない。また、一度、拒否した依頼を承諾することはできない。機能の詳細については、公式ブログを参照のこと。