インターネットサービスプロバイダのニフティは8月29日、子供の「睡眠」に関するアンケート調査の結果を公開した。その結果によると、小中学生の6割近くが、睡眠時間が「足りていない」と感じるなどしており、子供の睡眠に課題がある現状が明らかとなったようだ。
本調査は、6月27日から7月24日にかけて同社の運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」を訪問した2,359人を対象に、「睡眠時間は何時間か」や、「睡眠時間は足りているか」、「睡眠時間が足りていない理由は何か」などについてアンケートを実施した。
調査ではまず、平日と休日の睡眠時間について質問。小中学生の平日の睡眠時間で最も多かった回答は27%で「8時間」、次いで22%で「7時間」だった。一方、休日の睡眠時間は全体の23%が「8時間」、次いで22%が「9時間」という結果だった。また「10時間」や、「10時間以上」と回答した人は、平日では5%以下だったのに対して、休日はいずれも10%以上を超えており、全体的に平日よりも睡眠時間は増加傾向にあるようだ。
続いて「睡眠時間は足りているか」と質問したところ、「足りていない」と回答した小中学生の割合が、全体の58%にのぼったという。同社が昨年実施した調査では54%だったため、昨年よりも睡眠不足を感じている人の割合は増加していることになる。同社は「睡眠時間の質問で平日に比べて休日は10時間以上寝る人が増えていたことから、平日には学校があり起きる時間が決まっているため『足りていない』と感じてしまうのかもしれません」と考察した。
睡眠時間が足りない理由として、最も多かったのは52%で「なかなか寝付けない」、次いで42%で「YouTubeなどの動画を見ている」、41%で「家での勉強に時間がかかる」と続く。ほか「お風呂に入る時間が遅い」や、「たくさん寝ていても眠い」、「親が帰って来るのが遅くて家事をしている」などの意見も挙がれたそうだ。
さらに睡眠時間が「足りていない」子供は、学校での居眠りをしてしまうこともあるようで、47%と半数近くが居眠りを「してしまったことがある」と回答している。
このほか同調査では「誰と一緒に寝るか」や、「これまでに見た中で印象的だった夢」などについてもアンケートを実施している。興味があればチェックしてほしい。