マイナビは8月28日、「マイナビ2024年卒学生就職モニター調査7月の活動状況」を発表した。調査は7月25日~31日、2024年卒業予定の大学生および大学院生1,748名(文系男子278名、女子529名/理系男子444名、女子497名)を対象にWEBで行われた。

就活生の半数「本当にこの会社でいいのか」と不安に

  • 「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことは?

    「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことは?

入社予定企業を決めたあとに、「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがあるかと聞いたところ、51.0%が「ある」と回答。そのうち不安が解消されていない割合は前年比7.0pt増の64.7%と、増加傾向に。不安が解消されない学生に「もしこうだったら不安は解消されたこと」を聞くと、「待遇面で不満が解消される」(22.4%)が最も高く、前年より6.6pt増加。日本の低賃金や、初任給アップのニュースに影響されてか、自身の入社予定先の待遇面が問題ないか不安を感じる学生が増えたよう。

「ジョブ型雇用の採用選考に応募した経験」は13%

  • ジョブ型雇用の採用について

    ジョブ型雇用の採用について

続いて、ジョブ型雇用の採用選考に応募したことがあるかと聞いたところ、12.9%が「ある」(前年比1.0pt増)と回答。入社予定先を決めている学生のうち、ジョブ型雇用で採用された割合は7.7%と、前年から1.1pt増加した。

また、入社予定先の満足度を5段階で聞いたところ、最高の「5」となった割合は、ジョブ型雇用で63.4%、そうでない場合では51.0%と、ジョブ型雇用の方が12.4pt高い結果となった。

就活に影響したニュースワード1位は「初任給アップ」

  • 就職活動に影響したニュースワード/流行った就活用語

    就職活動に影響したニュースワード/流行った就活用語

次に、就職活動に影響したニュースワードを聞いたところ、1位「初任給アップ」(22.2%)、2位「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務」(20.0%)、3位「働き方改革」(18.2%)が上位に。前年まで3年連続1位だった「新型コロナウイルス感染症」(18.0%)は、4位だった。

また、周りで流行った「就活用語」について聞くと、「ガクチカ」が5年ぶりに1位に。以下、2位「NNT」(=「無い」内定の略)、3位「お祈り」、4位「ES」、5位「オワハラ」が上位となったほか、まだ最終選考結果が出ていない企業を指す「持ち駒」がTOP10入りした。