ドナルド・トランプ前米大統領の選挙陣営は、トランプ氏の「マグショット(逮捕後に撮影される人物写真)」をデザインしたグッズなどを販売し、数日間で約710万ドル(約10億円)もの資金調達に成功したという。米政治系ニュースメディア・ポリティコなどが報じている。この出来事がネットで「商魂たくましい」「マグショットだけで経済を動かす男」などと話題を呼んでいる。

  • トランプ前大統領、逮捕写真「グッズ化」で10億円以上の資金調達に成功 - ネット「たくましい」「ちょっと欲しい」

    トランプ前米大統領が、米ジョージア州の拘置所に出頭するときに撮影された「マグショット」のグッズなどを販売し、資金調達に大成功している

2024年米大統領選で再選を目指す共和党のドナルド・トランプ前米大統領は、選挙結果を覆そうと妨害を企てるなどの4つの罪で起訴され、8月24日に米ジョージア州の拘置所に出頭。「マグショット」などを撮影されたのち、保釈金20万ドル(約2900万円)を支払い釈放されていた。

今回トランプ前米大統領の選挙陣営は、トランプ氏が拘束されるとすぐに、支持者に資金調達を呼びかける選挙キャンペーンとして当時の「マグショット」をデザインしたグッズなどの販売を開始。商品には、トランプ氏の不機嫌そうなマグショットとともに、「NEVER SURRENDER!(絶対に降伏しない)」というメッセージがデザインされたTシャツや、同様のデザインのマグカップなどがラインナップしている。

報道によれば、トランプ前米大統領の選挙陣営は、販売を開始してからの数日間で既に約710万ドルの資金調達に成功したのだとか。販売開始直後の8月25日だけでも、調達額は418万ドル(約6億1,200万円)にのぼり、この金額は選挙戦開始以来、陣営が1日で集めた最高金額を記録したともされている。

ネット上では「転んでもタダでは起きないというか、商魂たくましいですね!」「ちょっと欲しい」「発想の転換💡」「売れるんだねー(o^^o)」「マグショットだけで経済を動かす男」などの声が寄せられた。