ネスレ日本は、同社の人気チョコレート菓子「キットカット」の日本発売50周年を記念して、赤いパッケージでお馴染みの「キットカット ミニ」を大幅にリニューアルし、9月1日から順次販売すると発表した。リッチなカカオ感の味わいのチョコレートと、サクッサク食感のウエハースを楽しめるそう。価格は12枚入り税込540円だ。しかしネットでは「史上最高に減量?」「小さくなってリニューアル」などと警戒する声が寄せられている。
キットカットは、1935年にイギリスで誕生し、世界80カ国以上で販売されているチョコレートブランド。日本では1973年に発売されて以来、ミルクチョコレートとサクッサク食感のウエハースとの絶妙なバランスが支持され、幅広い層から愛されている。
今回、「キットカット ミニ」のリニューアルでは、消費者のチョコレートの嗜好の変化を徹底的に分析。従来よりも「ミルクチョコレートはカカオ感が強いもの」が好まれるようになっていることを突き止め、新しい「キットカット ミニ」ではチョコレートに含まれるカカオ分を増やし、史上最高にリッチなカカオ感が楽しめる味わいのチョコレートへと刷新したそうだ。
さらにウエハースについても、製造工程を一から見直したという。ウエハース生地のレシピ変更だけでなく、生地の発酵工程や、製品中のウエハースとチョコレートの配分、ウエハースに挟まれたサンドクリームのレシピなども見直すことで、"音までおいしい"史上最高のサクッサク食感のウエハースを実現したとのこと。
「キットカット ミニ」のほか、「キットカット ミニ オトナの甘さ」と、「キットカット ミニ オトナの甘さ 濃い抹茶」、「キットカット ミニ 全粒粉ビスケットin」でも、ウエハースを同様に改良するという。
同社によると、今回のリニューアルは海外の「キットカット」製品開発チームと協同で行われ、完成までに約3年、合計100種類以上の試作品作製を通して、「キットカット史上最高」の製品が誕生したとのことだ。
キットカットはこれまで、いわゆるステルス値上げの文脈で「サイズが小さくなった」といったニュースが話題になることがあっただけに、ネット上には「楽しみ」といった期待の声がある一方で、「まさか食べやすいサイズにリニューアルしたとか言うんじゃないだろうな」「量が半分になってるんだろうと予想」「史上最高に減量?」「何%減量したんだ」「ついでの量が減らされてそう」「リニューアルって言葉にもうマイナスイメージしかつかなくなったな」などと警戒する声も寄せられている。