JR東海は、在来線の特別企画乗車券を一部リニューアルし、新たなフリーきっぷを発売するとともに、一部きっぷの発売を取りやめると発表した。新規設定の「飛騨エリアフリーきっぷ」「木曽エリアフリーきっぷ」「伊勢・鳥羽エリアフリーきっぷ」は9月1日に発売される。
「飛騨エリアフリーきっぷ」は、発駅(名古屋市内・岐阜・大垣)から飛騨地区まで特急「ひだ」(普通車指定席)で往復でき、飛騨金山~飛騨古川間に設定するフリー区間内の特急・快速・普通列車(普通車自由席)に乗降り自由となるきっぷ。濃飛バスの白川郷線バス往復乗車券(予約制バスを除く)または「高山&新穂高フリー乗車券」(平湯・新穂高線が乗降り自由)のいずれかと引き換えられる濃飛バス引換券がセットになった「バスコース」、高山・飛騨古川または下呂で使える飲食物の引換券が付く「お食事コース」の2コースを設定する。
有効期間は3日間。名古屋市内・岐阜発の発売額は1万2,370円、大垣発の発売額は1万2,780円。10月1日以降、通年(春の大型連休、お盆期間、年末年始を除く)で利用できる。
「木曽エリアフリーきっぷ」は、発駅(名古屋市内)からフリー区間(中津川~洗馬間)まで特急「しなの」(普通車指定席)で往復でき、フリー区間内の特急・快速・普通列車(普通車自由席)が乗降り自由となるきっぷ。食事券や土産券が付いた「エンジョイチケット」の引換券がセットに。指定店で「かえり券」を提示すると各種特典を受けられる。有効期間は3日間。発売額は1万円。10月1日以降、通年(春の大型連休、お盆期間、年末年始を除く)で利用できる。
「伊勢・鳥羽エリアフリーきっぷ」は、発駅(名古屋市内)からフリー区間(松阪~鳥羽間)まで快速「みえ」(普通車自由席)で往復でき、フリー区間内の快速・普通列車(普通車自由席)が乗降り自由となるきっぷ。伊勢・鳥羽地区を周遊できるバス乗車券「みちくさきっぷ」の引換券も付く。有効期間は2日間。発売額は5,300円。10月1日から通年で利用できる。
新たな特別企画乗車券を発売する一方、従来の「飛騨路フリーきっぷ」「木曽路フリーきっぷ」「伊勢路フリーきっぷ」は9月28日で発売終了に。その他にも、「静岡お買いものきっぷ」「浜松まちなかお買いものきっぷ」は9月27日、「ハッピー名古屋往復きっぷ」は9月28日、「新幹線名古屋往復きっぷタワーズパック」は9月30日をもって発売終了することになった。