中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう29日に放送。ゲストに、向井慧(パンサー)、井上咲楽が出演する。

  • 今にも崩れ落ちそうな「うなぎ重」=中京テレビ提供

神奈川県川崎市にある海鮮重屋は、本業は魚の卸売業者だが「若い子にお腹いっぱい食べさせたい」との店主の思いから、昨年11月に店をオープンした。

名物は、お重から完全にはみ出す量の酢飯の上に、タイ、天然カンパチ、メバチマグロなど7種ものお刺身をのせた「御殿様重」(1,000円)。また、「天然本鮪重」は、中トロと赤身がこれでもかとのせられているにもかかわらず1,500。ほかにも、サーモン、ホタテ、天然エビに生ズワイガニ、1kg1万円はするという鮭の卵などをのせた「北海重」(2,000円)、うなぎ1尾に卵焼き、うなぎの肝焼きをのせた「うなぎ重」(2.500円)と、海鮮重のバリエーションが豊富だ。

崖のように積み上げられた断崖絶壁の酢飯に、落ちないようにお刺身をきれいにのせるのが職人技。「うちのお重は戦争だからね」と言うように、目の前に運ばれてきた瞬間から、少しの衝撃でお刺身が崩れてしまう危険性があり、客も必死になっている。

味に関しても「エビぷりっぷり、ホタテがうまい」「味に飽きない」と客から絶賛で、多くの常連を抱えている。

海鮮重以外にも、ご飯、あら汁、小鉢などがつく「ホッケ定食」「サバ定食」「鮪カマ定食」といった定食類はオール1,000円。「これ1,000円じゃ採算合わないよね」と客から心配されることもある。

店主は早朝から魚の仕入れ、市場・飲食店に配達し、取引業者からの発注など深夜まで働く日々。だが、それは“ある仕事”をやるために選んだ道だった――。